- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県美浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年1月号 No.991
■願掛(がんか)けに使用する道具…絵馬(えま)
年末年始に神社や寺院に行くと境内で、干支が描かれた巨大「絵馬」と出会うことがありませんか。個人として奉納するためのものは、神社の社務所や寺院の寺務所などで、販売しています。
絵馬は、木製で絵が描かれており、その裏面には神社、寺院へのお願い事や名前などを書き奉納します。また、祈願した願いが叶って、そのお礼としても絵馬を神社、寺院に奉納します。
歴史をひもとくと、平安時代に神社、寺院に絵馬を納める風習が始まっていたといわれています。江戸時代には、「家内安全や商売繁盛などの願いを書いた絵馬」を神社、寺院に奉納する習慣が庶民に広まりました。また、この時代は海運が発達し、航海の無事を祈願するため、自分の船を描いた「船絵馬」を神社、寺院に奉納する習慣が始まりました。昭和時代に入ると、菅原道真を祀ってある各地の天満宮に受験生が「合格祈願の絵馬」を奉納する習慣が定着しました。
時代と共に祈願の種類も増え、記入の仕方などの変化はしていますが、現代も神社、寺院に絵馬を奉納する人々は絶えないようです。
願掛けとは…神仏に願いごとをすること
写真は、野間地区にある“大御堂寺”の絵馬です。
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:生涯学習課
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