- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東栄町
- 広報紙名 : 広報とうえい 2025年10月号
東栄町では有償生活支援事業を『あんきにサポート』(略称『あんサポ』)と名付け、令和4年4月から活動を始めました。
東栄町にお住まいの65歳以上の方を対象に、ボランティアによる「ふれあい・助け合い・支え合い」の力で困りごとを解消し、住み慣れた町で安心して暮らし続けられるよう支援することを目標にしています。
サポーターは現在64名が登録しています。今後も新規サポーターを募集予定です。
・YouTube動画あります
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■『あんサポ』安心ポイント
・社会福祉協議会が受付をして、利用者さんとサポーターをつなぎます。
・お茶出しなどのお気づかいはいりません。
・65歳以上であれば、ご家族と同居の方も利用していただけます。離れて暮らすご家族から相談いただくこともあります。
・同じサポーターに来てほしいなどのご要望があれば、ご相談ください。
■サポーターの声
・年齢を重ねれば、できないことも増えてきますね。1日でも長く住み慣れた家・町で安心して暮らせるよう、お手伝いしていきたいです。
・おしゃべりしながら元気確認もでき、大先輩だからこその知恵も聞けるので、こちらこそ「ありがとう!!」です。
・遠慮しないで気楽に「助けて!」「困った!」「お願い!」と声をあげてください。
「いいわいね~」と手を貸せるやさしい町になっていくといいな~、と願っています。
・助け合いは私自身の将来へのタネまきにもなります。助け合いの心を町全体に広げたいです。
■90代女性利用者さんに聞きました!
あんサポ利用者さんへの10の質問!
Q1.初めて頼んだきっかけは何ですか?
A.分別がよくわからずゴミがたまってしまったのを、サポーター2人に助けてもらい、一緒に分別しました。
Q2.今までにどんなことを頼みましたか?
A.草取り・害虫除け・エアコンフィルター掃除・こたつ布団の洗濯や片付けなど、数えてもらったら2年の間に15回以上になっていました。
Q3.どんなところが役に立っていますか?
A.手足腰が痛くてやりにくい力仕事・今どきの家電の手入れなど、一人でできないこと・知らないことを教えてもらいながら一緒に手を動かせるのがいいですね。
Q4.何回も依頼されるのはなぜですか?
A.ゴミの分別を教えてもらって家の中が片付くと、自分でも少しずつやれる気がわいてきて、他のものも片付けられるようになってきました。きれいになり始めた家を見ると嬉しくなります。同じ人が来てくれるので気心が知れ、次は何を頼もうかと自分でも用事を考えるようになりました。サポーターが来ることに慣れて、来てくれる日を楽しみに待つようになりました。
Q5.知らない他人が来るのは平気でしたか?
A.他人が家に来る・誰が来るのか分からない・他人に頼るなんて、と思っていました。でも性別の希望を聞いてくれたので、同性の方が来てくれました。おしゃべりしながら一緒に作業をするうちに楽しくなり、「もっと早くお願いすればよかった」と思いました。
Q6.通院などで家にいない日はありませんか?
A.自分の都合のよい日時を、社協さんが下見に来がてら相談に乗ってくれるので安心して頼めます。
Q7.良いところはどこでしょうか?
A.「こんな簡単なことで人を呼んでもいいの?」ということでも頼めるし、季節ごとの手間のかかる一人ではできない家事も、少し助けてもらってスッキリ片付けば心地よくなります。まだまだ今の住み慣れた家で暮らせそうで安心できます。
Q8.頼むときに気になることはなかったですか?
A.「そんなことを頼むの?」「他人にわざわざ来てもらうの?」と言われないか、近所の人や来てくれたサポーターがあれこれ他人にもらさないか気になりました。でも納得するまで担当者が説明してくれたので安心しました。
Q9.『あんサポ』をおススメする「一言」をいただけますか?
A.「あんきに」頼むことができれば、必要としている高齢者の助けになって、東栄町での暮らしを今までのように続けることができて「あんきに」なれることでしょう。皆さんもぜひ一度頼んでみてください。「もっと早く頼めばよかった!!」ときっと思うはずです。
Q10.利用する前と後で変化はありますか?
A.年を重ねて難しくなったことは、もっとあんきに「誰かの助けを借りればいいんだな」「無理せず頼っていいんだな」とわかったことです。そして東栄町には助けてくれる心強い人がいる。「おたがいさま」と安心していいんだな~と。今までは自分が助けるよう心がけてきたけれど、これからは遠慮せずに助けてもらいたいです。
問合せ:東栄町社会福祉協議会
【電話】0536‒76‒1740(月曜~金曜 8時30分~17時)