イベント 〔今月の特集〕東栄フェスティバル 2025
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東栄町
- 広報紙名 : 広報とうえい 2025年10月号
今年も花祭シーズンの幕開けを告げる「東栄フェスティバル」を開催します。
国指定重要無形民俗文化財「花祭」のダイジェスト版の披露(河内・足込)や和太鼓集団「志多ら」の演奏のほか、飲食やグッズ販売、体験ワークショップなど様々な出店者が集まるとうえい物産展も実施します。
■町制施行70周年記念特別企画
榊鬼揃い踏み 実施決定!
▼実施決定までの経緯
イベントを盛り上げるために役場内で企画内容を考えていたところ、今年3月に東栄小学校の児童数名から「榊鬼の勢ぞろいを見たい」と要望を受けました。町としてもありがたい提案であり、その後検討を重ね、各花祭保存会長の皆様からも協力のご承諾をいただき、実施が決定しました。
当日は、10体の榊鬼を同時に見られる滅多に無いチャンスです!皆様のご来場をお待ちしております!
開場:午前10時
駐車場:総合グラウンド
入場料:無料
※当日プログラムは事情により変更となる場合があります。ご了承ください。
■花祭体験コーナー
会場内では、花祭に関わっている若手で構成される花祭部が花祭体験コーナーを実施予定です。花祭で使われる衣装や飾りに実際に手を触れたり、衣装の着付けも体験できます。また、当日は花祭に実際に関わっている若手がブースにいるので、花祭に関することを質問できます。
■花祭ダイジェスト版について
▼河内花祭保存会(12時50分~・約50分)
○湯の舞(榊)
「湯の舞」は幼い子どもたちが一番最初に花祭に関わる舞で、その後、三つ舞、四つ舞、鬼の舞へと段階を踏んで成長していきます。湯の舞は持ち物によって扇、盆、湯桶、鍬、榊などがあり、30分から45分舞い続けます。今回披露する「榊」は、赤い着物と袴に白衣をまとい、頭には赤いはちまきに花笠をかぶり、鈴と榊を持って舞います。
○地固め太刀
地固めは、舞庭を踏み固め、清めるといったとても大事な舞で、二人の青年が上着にたっつけ、赤いたすきを掛け、白はちまき姿で「鈴」と「太刀」を持って勇壮に舞います。最初は三拍子の舞ではじまり、二拍子の舞へと移っていきます。本祭では、1時間近くの舞ですが、東栄フェスティバルでは10分程度にまとめたダイジェスト版としてご覧ください。
○大蛇退治
榊を持った須佐之男命が、釜の周りをまわっていると、大蛇に見立てた獅子が現れ、これを退治するという神話に基づいた舞です。狩衣風の羽織、袴に赤いたすきを掛け、足袋に草履を履き、首に勾玉を下げた出で立ちの須佐之男命は、大蛇を退治するために釜の中の酒を飲ませるように誘い出し、酔い潰れたところを剣でとどめを刺し、腹の中から「草薙の剣」を取り出します。
▼足込花祭保存会(15時35分~・約50分)
○花の舞(扇)
別名「稚児の舞」ともいい花笠をかぶって3歳から小学校低学年の子どもが「扇」「盆」「湯桶」を手に持って舞います。今回は、「扇」の舞を披露していただきます。舞子は、まず手に花笠を持って舞い、その後花笠をかぶり、扇を持って舞います。かわいらしい子どもたちの舞をご覧ください。
○榊鬼
最も重要視される役鬼です。榊様とも呼ばれます。反閇(へンベ)というしぐさは大地を踏みしめ、冬に地中へ沈み込んだ精霊を呼び起こし、自然の恵みや五穀豊穣をもたらす舞です。かわいい子どもの鬼も出てきます。また途中で、改め役との問答も行われます。巨大なまさかりを持って舞う足込の榊鬼は壮観です。
○湯ばやし
この舞は最も軽快なテンポの舞で、少年4人が藁を束ねて作った「湯たぶさ」と言うタワシを持って舞い、舞の終盤、釜の湯を所構わずに振り掛けます。そのために舞庭も見物人もビタビタに濡れますが、この湯は「生まれ清まりの産湯」ともいわれ、この湯を浴びると病にかからないと、村人に歓迎されています。
■ご来場の皆様へ
体調に不安のある方、発熱や風邪等の諸症状の自覚がある方、ご家族に症状がある方は、イベントへの来場をご遠慮ください。
イベントの詳細については、本紙右記の二次元バーコードからご覧いただけます。
問合せ:経済課
【電話】76‒1812