健康 〔その他〕役場保健師 健康戦隊守るンジャー Vol.88

■高齢者の健康づくりのための活動について
令和2年より「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」という新たな制度がはじまりました。後期高齢者の医療保険者である愛知県後期高齢者医療広域連合と東栄町が協力して、後期高齢者の健康の維持・フレイル予防に努める新たな仕組みです。
本事業の特徴は、(1)高齢者の特性にあった保健事業を行う(2)地域の関係者が連携体制を作ること(3)取得したデータ等を活用し、地域の高齢者の全体像を把握し必要な人に必要なサービスが行き届くように計画を立てることなど、今までの事業を土台としてより効果的に・効率的に展開していくことが期待されています。
高齢になると、加齢とともに予備能力やストレスに対する回復力が低下する「フレイル」の状態になりやすいですが適切な働きかけにより改善しうることが示されています。現在東栄町で実施している支援をご紹介します。

▼個別への関わり
◎健康状態が不明な人…健診・医療・介護いずれも利用がない人を対象に訪問や電話をして健康状態を確認し、必要に応じた医療やサービスへつなげるお手伝いをします。
◎身体的フレイルのリスクが高い人…健康状態が不良と自覚症状があり、歩行速度の低下や体重減少を訴えている方に対して健康教室の紹介や食事の栄養バランスや作り方などのポイントを伝えます。

▼通いの場等への積極的な関わり
◎集いの場への参加…おいでん家や自主的な集まりの場等へ出向き、フレイル予防や介護予防のための講座などを行います。
◎健康教室…ロコモ体操教室・認知症予防教室(ニコリ)・栄養教室など、目的別の教室を実施し、参加を促します。

▼東栄町の方、お元気ですか?
東栄町の住民健診の問診にご自身の健康状態ついて回答する項目がありますが、「あまりよくない」「よくない」と回答する方が、愛知県平均よりも1.5倍多いことがわかっています。元気は生活の活力です。気持ちの落ち込みは、身体のフレイルにもつながります。体調の不安を軽減できるような関わりを今後もできるよう活動します。

フレイル…加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、生活が障害されている状態。健康な状態と要介護状態の中間の段階。
参考:厚生労働省HP

■脳トレ問題〜言葉のならべかえ〜
・むだおいさざ→だ〇〇〇〇〇
・もういりがお→〇〇〇〇〇〇
ヒント:2名の有名な作家

○脳トレ答え
だざいおさむ、もりおうがい

問合せ:東栄保健福祉センター 福祉課
【電話】76・1815