- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県
- 広報紙名 : 県政だより みえ 令和7年4月号
文化庁の「食文化ミュージアム」に認定されている県総合博物館(MieMu(みえむ))では、学芸員が歴史・民俗的な観点から地域の食文化について調査・研究した成果を紹介しています。県内各地に伝わる特徴的な食文化に触れてみてください。
■「基本展示室」(常設)では各地における特徴的な食文化を展示しています!
同じ三重なのに、こんなに違う食文化!
▽伊賀の食文化
秋になるとアカマツの林でマツタケをはじめとするキノコがたくさん実り、その恵みを得ていました。
盆地のくらし:マツタケなど
▽東紀州の食文化
山菜や田畑の作物、猟で得た山の恵み、旬の食材を使って、保存食を作り、集落でのくらしを続けています。
山のくらし:山菜など
▽伊勢平野の食文化
田んぼで育てたお米を食べ、昔は水路で獲ったドジョウやウナギを食べて夏の栄養源にしていました。
平野のくらし:ドジョウ汁など
▽志摩の食文化
地元ならではの手こね寿司や海女のおやつ“きんこ”、そして新鮮な魚介類を使った料理が伝わっています。
磯のくらし:きんこなど
各地に受け継がれてきた日常の食事やその背景となる生業について、食品レプリカや写真、インタビュー映像などを通してお伝えしています。
■「こども体験展示室」では郷土料理を展示しています!
・伊勢うどん
・手こね寿司
・めはりずし
・サメのたれ(サメの干物)
この連載コーナーでは、今後、三重の食材を使ったレシピや地域ならではのレシピなどを紹介していきます。
問合せ:県総合博物館(MieMu)
【電話】059-228-2283【FAX】059-229-8310【E-mail】[email protected]