くらし つながり、かがやく三重の未来

三重で地域の発展や課題解決に貢献している人・団体を紹介

大台町 株式会社Verde(ベルデ)大台ツーリズム 野田 綾子(のだ あやこ)さん
愛知県出身。豊かな自然を求めて大台町に移住。
現在は、大台町の自然を生かしたアウトドアな旅行会社を経営!

奥伊勢へ。仲間をつなぐ、ワクワクをつなぐ。Link FUN and FAN

■観光資源を磨き上げ、価値を高めたい!
▽大台町での活動のきっかけは?
愛知県で生まれ育ち、中学の体育教師を仕事にしていました。結婚し、家や暮らす場所について考えるようになった頃から、趣味を思いっきり楽しめる自然豊かな場所に一軒家をもちたいと思うようになり、物件探しで出会ったのが大台町でした。町名も知らなかった地域でしたが、年中青々とした山河が広がり、自然の豊かさを感じる大台町の景観に惹(ひ)かれ、移住しました。移住時期が豪雨災害により10年間閉山していた「大杉谷」の全線開山と重なり、町の事業としてガイド育成が始まったこともこの仕事をスタートするきっかけになりました。

▽どのような思いで起業しましたか?
当初は観光協会の職員として、自然体験イベントの企画運営に携わりましたが、持続可能な観光を推進していくためには、観光資源としての価値を見極めて、高くても売れるコンテンツ、サービスを商品化し、地域のブランディングをしていくことが重要だと感じました。そこで、大台町の自然がもっている価値を「知ってもらい、楽しんでもらう」民間会社が必要と考え、2016年に起業しました。

▽現在の活動と目標を教えてください
日本一の清流宮川、日本三大渓谷のひとつ大杉谷などの自然環境を生かしたアクティビティや宿泊、旅行業の3事業を展開しています。リスクあるアウトドアでツアーを開催しており、安全と責任・誠意あるツアーを提供したいので、日々のトレーニングやガイド資格取得はもちろん、会社が取り組むべきリスクマネジメントは怠りません。ゲストには気づかれない安心感のなか、しっかり地域の自然を楽しんでいただきたいと考えています。また、地域に住む住民として、環境保全にも力を入れて取り組みたいと思っていて、サップやカヤックに乗りながら川に浮かぶゴミを拾う「プラスチックフィッシング」のイベントを開催しています。ライフワークとしても、大台町で持続可能なアウトドア振興をめざしていきたいです。
新緑が美しい季節になりました。大自然の中で特別なひと時を過ごしに、ぜひ大台町を訪れてみてください。

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