- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年9月1日号
■生理との付き合い方
たけうちレディースケアクリニック
副院長 飯谷友佳子(いいたにゆかこ)さん
○低用量ピルについてご存じでしょうか?
近年、生理痛や、出血が多いなど、生理に関する困った症状を緩和する目的で、低用量ピルを内服する人が増えています。生理前のイライラが減少する、ニキビが改善するなどの効果も期待できます。
しかし、ピルには副作用もあります。もっとも気を付けなければならない副作用は、血栓症です。健康状態などによっては、ピルが飲めない場合や、注意が必要な場合がありますので、必ず婦人科で相談しましょう。副作用は、特に飲み始めに多いため、受験などのライフイベントに向けてピルを飲み始めたい場合は、早めに受診してください。
また、生理痛がひどい人の中には、子宮内膜症という病気の場合もあります。子宮内膜症は、不妊の原因の一つです。
ピルは、子宮内膜症の治療や再発予防にも効果的です。ピルの他にも、黄体ホルモン製剤や、漢方など、生理に関係する困った症状を改善するためにいろいろな薬があります。
生理についてお困りの人は、お近くの婦人科で相談してください。
問合せ:SDGs推進課
(【電話】24-7441【FAX】24-2474)