子育て 特集 こどもの笑顔をまんなかに 鈴鹿市こども条例(2)

■こどもの権利を守り、こどもの健やかな育ちを支援する取り組み
市はどんなことをするの?
こどもの権利を守り、こどもの健やかな育ちを支援するための、本市が行う基本的な施策について示しています。

◆こどもの意見表明と社会参加の促進(第10条)
○こどもが社会の一員として意見を表明し、社会に参加する機会を設けます。
○こどもの意見表明と社会参加を促進するため、こどもの意見を尊重し、その主体的な活動を支援します。
○こども施策について、こどもが理解を深め、その意見を表明することができるよう、こどもの視点に立った分かりやすい情報の提供を行います。
・こども議会

◆切れ目のない支援(第11条)
○市民が安心してこどもを産み育てることができ、こどもが健やかに育つことができるよう、妊娠、出産、子育て、そして、こどもの育ちにおけるさまざまな段階に応じ、切れ目のない支援を行います。
・すくすくファミリー教室
・こんにちは赤ちゃん訪問

◆子育て家庭への支援(第12条)
○保護者が安心して子育てをし、その役割を果たせるよう、市民、育ち学ぶ施設の関係者や事業者と連携し、子育て家庭に対し、それぞれの家庭の環境や状況に応じ必要な支援を行います。
・鈴鹿市母子寡婦福祉会 会長 北野好美(きたのよしみ)さん
[ひとり親家庭学習支援ボランティア事業「まなびーの」]
「まなびーの」では、ボランティアがひとり親家庭のこどもたちに学習支援を行っています。こどもたちの様子を見ながら、一人一人のペースに合わせて学習を支援します。

◆こどもの状況に応じた支援(第13条)
○保護者などと連携し、こどもに対する虐待、いじめや体罰の未然防止、早期発見に努めます。
○保護者などと連携し、こどもの不登校やひきこもりに関する課題の解決に努めます。
○保護者などと連携し、家族の介護やその他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められるこども、経済的に困難な事情にある家庭のこどもやその他の困難な問題を抱えるこどもの把握に努めます。
○個別に支援が必要であると考えられるこどもに対し、そのこどもの状況に応じ、必要な支援を行います。
[ほ~むベース(子育て応援館2階)]
対人関係の不安などが原因で学校へ行きづらくなり、社会的なつながりが少なくなっているこどもたちの居場所です。

◆こどもの居場所づくり(第14条)
○こどもが自分らしく安心して過ごすことができる場を確保します。
○こどもが安心して休息し、遊び、学び、活動することができる場を確保します。
○こどもが安心して集い、他のこどもや市民と交流することができる場を確保します。
・NPO法人shining 岡田聖子(おかだしょうこ)さん
[こども食堂「りんごの家」]
こども食堂「りんごの家」は、寄付していただいた食材などで食事を用意し提供しています。利用する人々が安心して集える居場所になることを目指して運営しています。

◆こどもの安全や安心を守る取組の推進(第15条)
○こどもが健やかに育ち、安全安心に生活することができるよう、こどもを犯罪、事故、災害その他の危害から守る取り組みを推進します。
・防犯パトロール活動を行う青パト
・旗当番

◆相談体制の充実(第16条)
○こどもや家族が安心して相談できるよう、こどもに関する相談体制の充実を図ります。
○関係機関と連携し、速やかに相談に対応し、こどもやその家族に必要な支援を行います。
○こどもに関する相談をすることができる市や関係機関の相談窓口の周知を行います。
・児童相談所

本市は、こどもが健やかに成長し、夢や希望を持って未来に向かって歩んでいける社会の実現を目指し、令和7年4月1日に「鈴鹿市こども条例」を施行いたしました。
本条例の制定に当たりましては、市民の皆様からのご意見を広く募集するとともに、こどもたち自身にも参加してもらい、様々なご意見を反映しながら、本市の状況に応じた条例となるよう取り組んでまいりました。本条例の施行を契機に、これまで以上にこども・子育て支援の充実を図り、全てのこどもが尊重され、安心して健やかに成長できるまちづくりを推進してまいります。
こどもたちは本市の未来を担う大切な存在です。条例の理念を市民の皆様と共有し、こどもたちの声に耳を傾けながら、誰もが生き生きと暮らせるまちを共に築いていきましょう。
鈴鹿市長 末松則子

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こども政策課【電話】382-7661【FAX】382-9054【メール】[email protected]