- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県鈴鹿市
- 広報紙名 : 広報すずか 2025年6月5日号(No.1677)
■民生委員による座談会
委員の方に、活動への思いなどを話していただきました。
・前川(まえかわ)まゆみさん
・安村(やすむら)とみ子(こ)さん
・保古陽子(ほこようこ)さん
・寺田隆(てらだたかし)さん
・梅本裕多加(うめもとゆたか)さん
◇民生委員になったきっかけを教えてください
前川さん:12年前に、当時の民生委員の方から依頼を受けて、自分も地域の方の役に立ちたいと思い、承諾しました。
安村さん:以前に民生委員として地域に貢献していた夫の姿を見て、自分も地域に貢献したいと思い、民生委員になりました。
保古さん:地域から依頼を受けて、地域のことを知る良いきっかけになると思い、民生委員になりました。
寺田さん:知り合いの民生委員の方から依頼を受けて、地域をつなげる役ができることや福祉に興味を持っていたため、民生委員になりました。
梅本さん:もともと福祉関係の仕事をしていたことから、地域より依頼を受けて、民生委員になりました。
◇日頃の活動を教えてください
保古さん:主に一人暮らしの高齢者世帯の見守りや訪問を行っています。おおよそ1カ月当たり、10~20世帯の見守りや訪問を行います。
安村さん:自治会から相談があった方や、専門機関から連絡を受けた方などを訪問しています。家族から相談がある場合もあります。対応が難しい場合は、地域包括支援センターや行政、自治会と連携して対応しています。
前川さん:私の地区では見守りや訪問のほかに、一人暮らしの高齢者のつどいなどを開催しています。年に1・2回、民生委員が引率して、遠足を開催することもあります。
◇民生委員活動への思いや、やりがいを教えてください
前川さん:初めは何も分からない状態で民生委員になりました。民生委員になって、さまざまな人と関わる機会があり、自分の視野が広がりました。メンバーにも恵まれ、大変なこともありますが、充実しています。
安村さん:地域の方に頼りにされるのはうれしいですね。見守りや訪問の際に、相手の方から感謝されることや喜んでもらえることが多く、やりがいを感じます。「元気だよ」「いつもありがとう」と言ってもらえたときは、話し相手になれて良かったなと思います。
保古さん:民生委員になる前は、地域のことをあまり知りませんでしたが、地域のことが分かるようになり、たくさんの知り合いができて良かったです。
寺田さん:高齢者の方の状況を的確に把握し、行政や地域包括支援センターなど、どの機関と連携するのが良いか考えながら活動しています。活動を通して、新たな出会いがあり、自分の世界が広がります。
梅本さん:地域で起こっている出来事が分かり、地域に溶け込んでいると感じます。福祉や地域づくりに関する知識も深まり、自分自身の成長につながります。
■民生委員に興味がある方へ
民生委員の中には、お仕事を退職された方だけでなく、現役で働いている方などさまざまな方がいます。地域にお住まいの方で、福祉活動やボランティア活動などに理解と熱意がある方は、民生委員にぴったりです。
今回の特集を読んで、民生委員の活動に興味をもっていただいた方は、最寄りの地区市民センターまたは健康福祉政策課へお問い合わせください。
「今年12月に一斉改選します。お気軽にお問い合わせください。」
健康福祉政策課の職員
■地域と私たちをつないでくれるパイプ役です
民生委員は、地域の皆さんが安心して暮らせるよう、見守りや相談、支援などさまざまな活動をしています。
地域社会におけるつながりが薄れてきている現代だからこそ、人と人とをつなぐ民生委員の役割は重要性を増してきています。
「一人暮らしで不安だ」「福祉サービスのことについて知りたいけれど、誰に聞いたらいいかわからない」「子育てのことについて身近に相談できる相手がいない」などの悩みを抱えている方がいらっしゃったら、お住まいの地域の民生委員に相談してみてはいかがでしょうか。
健康福祉政策課課長 佐野方彦(さのまさひこ)
■今回の特集に関するご意見・ご感想は
健康福祉政策課【電話】382-9012【FAX】382-7607【メール】[email protected]