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中島京子(なかじま・きょうこ)さん ロコモティブシンドローム予防スタジオ(ロコスタ)代表
日本体育大学卒業後、結婚するまで体育教諭として勤務する。現在はロコスタの代表として、地域の健康づくりに尽力。みはた総合型地域スポーツクラブの設立メンバーでもあり、事務局と陸上教室の補助指導員として活動中。「生まれつき運動が好き」「運動しか頭にない」と語るほどの生粋の運動好き。

■みんなで、元気いっぱいな人生を!
ロコモティブシンドローム予防スタジオ「ロコスタ」に通う皆さんの多くが、元気いっぱいな人生を目指しています。利用者の中には、94歳で亡くなる直前まで両足でジャンプができた人も!最期まで元気だった彼は、私たちの理想そのものです。
私が「ロコスタ」を始めた原点には、亡き義母への後悔があります。義母は、転倒をきっかけに車椅子での生活に。当時は仕方ないことだと思っていましたが、義母が亡くなってしばらくして、「もっと体を動かしていれば、また歩けるようになったのではないか」と思うようになったんです。そんなある日、ロコスタを始めるための場所や運動器具が手に入り、胸にしまい込んでいた義母への後悔が背中を押したことで、今の活動を始めました。ロコスタでは、利用者が自宅で採れた野菜を持ってきて、欲しい人が自由に持って帰れるような、温かい交流もみられるんですよ。運動を通じて健康になるだけでなく、人と人がつながり、笑顔が生まれるコミュニティが育っていることが、何より嬉しいですね。
普段運動していない人は、スポーツでもウォーキングでも何でもいいので、体を動かす習慣をつけてほしいと思います。それに、外出するとなれば、人と会うために身だしなみを整えますよね。それが心と体の健康につながるんです。筋力は何歳からでも鍛えられます。あなたも今日から、運動を始めてみませんか?