くらし 鳥羽市が誇る四季折々の「鳥羽ざかな」を漁協さんがご紹介! 7月旬の鳥羽ざかな vol.07

■スズキ
スズキは奈良時代の古事記にも記され、味がよく昔から食べられてきた高級魚のひとつです。成長とともにセイゴ→フッコ(マダカ)→スズキと名が変わる出世魚で、ブリなどと同様、縁起がよい魚とされています。身は血合いがほとんどない美しい白身で、「スズキ」という和名が「すすぎ洗いしたようなきれいな身」に由来するとする説もあるほどです。
海にも川にも生息する魚ですが、川に生息するスズキは臭みがあることが多く、海で漁獲されたものが主に食用として流通しています。
夏のスズキはよく太って脂が乗り、最高に美味しい旬を迎えています。あらいやお刺身、焼き物、ムニエルなど、さまざまな調理に向く白身魚で、特にスズキのあらいは夏の風物詩とも言われます。あらいは薄く切った身を氷水で締めることで筋肉が急激に収縮するため、身がギュッと締まり、旨味が強く感じられるオススメの食べ方です。もちろん市内飲食店でも取り扱っていますので、ぜひこの夏にご賞味ください。
英語でシーバスと呼ばれるスズキですが、鳥羽で釣れるシーバスは特に美味しいことから一部の釣り人たちの間では「トーバス」と特別な名前で呼ばれる人気のターゲットです。夏が旬の魚ですが、実は冬のトーバスも絶品なのはここだけの話♡

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