くらし 室内でも油断せず熱中症予防
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県熊野市
- 広報紙名 : 広報くまの 令和7年7月号 No.238
熱中症は屋外でのスポーツや仕事中に起こるイメージが強いかもしれませんが、日常生活の中でも発生することがあります。そのため、室内ではエアコンや扇風機、遮光カーテン、すだれなどを活用して、室温を適切に調節することが大切です。
特に、室内であまり運動をしていない場合でも油断は禁物です。知らないうちに体内の水分が失われていることが多いため、こまめな水分補給を心がけましょう。水分補給の際は、ただ水を飲むだけでなく、体への吸収が優れている経口補水液を取り入れることも効果的です。
■熱中症 Q and A
万が一のときは迷わず119番通報を!
熊野市消防本部 葛平救急救命士
Q どんなときに熱中症になりやすいですか?
A 気温が高く湿度も高い日や、急に暑くなった日になりやすいです。
すでに熱中症で救急搬送されている人が増えています。
体は暑さに慣れていないので、油断せずに、こまめな対策をしてください。
Q 食事も熱中症予防に関係ありますか?
A はい、あります。
汗をかくと水分だけでなく、塩分やミネラルも失われます。
こまめな水分補給だけでなく、普段からバランスのとれた食事も意識してほしいです。
Q 通報の多い時間帯はありますか?
A 夕方に搬送される人が多いです。
日中、動いた後にも水分をしっかりとることが大切です。
Q 経口補水液は作れますか?
A 自宅で簡単に作れます。
ただ保存に適していないため作った当日中に飲み切るようにしてください。
経口補水液の作り方:水500mL+食塩1.5g(小さじ1/4)+砂糖20g(大さじ2+小さじ1)
Q 熱中症特別警戒アラートとは何ですか?
A 気温が著しく高くなることにより、健康に被害が生じる可能性がある時に、国から発表されるものです。
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は、暑さをしのげる場所として冷房設備のある市の施設などをクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)として開放しますので、ご利用ください。
指定施設には「クーリングシェルターマーク」を掲示しています。