くらし 町長コラム 課題解決に向き合う

町の取組みに関心を寄せてくださっている方々の中には、課題解決のために行動をともにしてくれる方が居て、感謝申し上げる次第です。
元NHK記者堀潤(ほりじゅん)さんが執筆された「災害とデマ」で、今、SNSにあふれる偽・誤情報が社会や私たちの暮らしに深刻な影響を与えている現状から、全国各地を徹底取材し、まとめられた中に玉城町が、かつてコロナ禍で「『やさしさ』と『おもいやり』あふれるまちづくり宣言」をして、小中学生と一緒に正しい情報を共有し冷静な行動を広めてきたフェイクニュース対策の事例が掲載されています。
EYストラテジーマネージャー金載烈(キムゼヨル)さん(東大院卒環境学博士)が中心になって収録された『地方を救う官民共創ビジネス地方発イノベーションの実践術』では、玉城町の元気バスが地域幸福度向上に貢献している事例が紹介されています。書籍はいずれも玉城町図書館に備えています。ぜひ、ご一読ください。
6月18日、東京三重テラスで開催の伊勢の國お庭街道誕生セミナーでは、講師の涌井史郎(わくいしろう)さんから夏の猛暑をはじめ、大雨災害などによる生態系の破壊により、地球環境は限界に達している、人間の暮らしが脅かされ後戻りできない状況にある課題解決のアプローチを急ぐことが必要であり、国際的な協力も不可欠であると強く語られました。目の前の課題解決に一人ひとりが向き合い、行動していただきたいと考えています。
なお、当日のセミナーには東京玉城会から曽原実(そはらみのる)会長ほか8名がご参加くださいました。遠くから、ふるさとを応援いただき感謝申し上げます。
暑い日が続きます。くれぐれもご自愛ください。

7月4日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。