- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県御浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年6月号 No.674
■災害から身の安全を守るための「避難」について知っておきましょう
6月~10月は出水期といわれ、台風や集中豪雨、長雨などにより土砂災害・河川氾濫・低い土地への浸水などの災害発生の危険性が特に高い期間です。特に最近よく耳にするようになった「線状降水帯」の発生により、全国各地で大規模な土砂崩れや河川の氾濫などの大災害をもたらしています。
災害から自分と家族の身を守るためには、的確な状況判断と早めの避難行動が何よりも重要です。
出水期に入る前に台風や集中豪雨など、災害が発生するおそれが高まったときに発表する避難情報と、様々な避難の方法についてお知らせします。
この機会に、災害から身を守るための「避難」について、ご家庭で話し合い、確認してください。
▼警戒レベルを用いた避難情報の発令
町から発表する避難情報は以下のとおりです。町では避難情報が発表される前に避難所の開設とお知らせを行いますが、避難情報が発表されたら速やかに避難をしてください。
※町が災害の状況を確実に把握できるものではない等の理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。
警戒レベル3や警戒レベル4で、地域のみなさんで声をかけあって安全・確実に避難しましょう。
▼防災無線等での避難行動の呼びかけ
町では、避難情報が発表される前でもなるべく安全に避難ができる時間帯に避難所の開設と案内を実施しますが、実際に発表された場合は次のような内容で町から防災無線等で避難行動を呼びかけます。
○警戒レベル4・避難指示を発令した場合
こちらは広報みはまです。町災害対策本部からお知らせします。
○○地区に洪水に関する警戒レベル4、避難指示を発令しました。
○○川が氾濫するおそれのある水位に到達しましたので、○○地区の方は、速やかに全員避難を開始してください。
避難が危険な場合は、近くの安全な場所に避難するか、屋内の高いところに避難してください。
■災害から自分や家族の身を守るために、早めの行動をとるよう心がけ危ないと思ったら町からの避難情報に頼らず、自分の判断で直ぐ行動
▼大雨や台風、大地震に備え、様々な「避難」を考えておきましょう
避難といえば、避難所への避難が思い浮かびますが、そのほかにも様々な避難の仕方があります。
避難とは、「難」を「避ける」ことです。下の4つの「避難」について家族で考え、発災時に命を守るため、適切な避難ができるように普段から相談し、準備しておきましょう。
(1)町の指定する指定緊急避難場所・指定避難所への避難
町には、主に大地震の際に、津波や土砂災害から緊急的に避難する「指定緊急避難場所」が20か所、台風など豪雨の際に開設したり、被災者が一定期間避難生活したりできる「指定避難所」が18か所あります。最寄りの指定緊急避難場所・指定避難所を確認しておきましょう。(ハザードマップで確認)
※避難情報の発表が予想されるなど、町が優先的に開設する指定避難所は以下の6か所です。
尾呂志公民館、阿田和公民館、上市木公民館、御浜小学校体育館、御浜中学校体育館、神木公民館
※外出先等で大地震に遭遇し、指定緊急避難場所が不明な場合は、海岸や崖から離れ、高台を目指して避難しましょう。
(2)安全な親戚宅、友人・知人宅への避難
自宅に浸水や土砂災害の危険性が高まっている場合、可能であれば災害の危険性がない親戚や友人・知人宅への避難も検討しましょう。
災害発生時には、メールや電話で連絡が取れなくなることが予想されます。親戚や友人には、平常時から避難についての相談をしておきましょう。
(3)自宅内、2階などの安全な場所への避難(垂直避難)
浸水や土砂災害の危険性が高まっている場合、安全が十分確保できるのであれば、自宅内の2階などの安全な場所(垂直避難)も検討しましょう。
歩行が困難な方や、小さなお子様がいて避難が困難な方など避難場所へ行くことができない場合にも選択肢の一つです。
※安全に少しでも不安がある場合は、迷わず安全な避難場所へ避難しましょう。
(4)安全なホテルや旅館への避難
自宅に浸水や土砂災害の危険性が高まっている場合、安全なホテルや旅館の宿泊料・予約状況を確認し、早めの避難を検討しましょう。
外出先に避難所となっているホテルや旅館があるかどうかを確認しておくと災害が起こった際には安心です。
問い合わせ:総務課 防災係
【電話】3-0505