くらし 防犯特集 Vol.2 拡大するSNS型投資・ロマンス詐欺被害

【“かならずもうかる”は危険シグナル】

近年全国的に被害件数・被害額が増加しているSNS型投資・ロマンス詐欺。全国だけでなく、紀宝警察署管内でも報告されています。
「有名人がやっている投資だから」、「SNSの彼(彼女)とはやく会いたいから」と考えていると、既に危ないかもしれません。
そこで今回の特集では、SNS型投資・ロマンス詐欺の手口や、町民のみなさまが犯罪被害を未然に防ぐ防犯対策を紹介します。

■SNS型投資・ロマンス詐欺の手口
○SNS型投資詐欺
著名人の名前や画像を悪用した噓の投資話や、「必ずもうかる投資を紹介します」「この投資をやっていないのはあなただけですよ」「お得な投資をあなただけ特別に教えます」など甘い話を持ち掛けてSNSに誘導し、やり取りを重ねて被害者を信用させ、「投資金」などの名目で金銭等を振り込ませる手法です。

○SNS型ロマンス詐欺
SNSやマッチングアプリ等で出会った人と、直接会うことなくやり取りを続けることで被害者を信用させ、恋愛感情や親近感を利用し、金銭等を振り込ませる手法です。
「結婚式の資金に当てよう」や「二人の将来のために投資しよう」などの話を持ち掛けだまし取ってきます

■被害内容
○SNS型投資詐欺
インターネット上で著名人投資を勧める広告を見つけ、クリックしたところ、SNSに誘導。そこで「金の投資価値が高まっている」「必ずもうかる」などを言われ投資サイトを開設し入金。すると当初振り込んだ額より増え、入金要求もエスカレートして最終的に6,000万円以上だまし取られた。

○SNS型ロマンス詐欺
マッチングアプリで知り合った女性とSNSで連絡を重ねているうちにその女性に恋愛感情を抱く。そんな中、その女性からインターネットショップの運用を勧められ、「販売商品の仕入れ」「販売利益の出金時に必要な保証金」として3,000万円以上だまし取られた。

■SNS型投資・ロマンス詐欺の対策
近年SNS型投資・ロマンス詐欺の被害は急増しており、1件当たりの被害額が1,000万円を超えるなど、被害が大きいことが多いです。手口を理解し、対策を取ることで詐欺から自分自身や家族などの身の回りの人を守りましょう。特に1人暮らしをされている方は注意が必要です。

○必ず・確実はない
SNS型投資詐欺では「必ずもうかる」「確実に資金を増やせる」「あなただけ」等、必ず・確実という言葉に注意が必要です。また、あなただけなどの特別感を出してくる言葉にも気を付けましょう。

○甘い言葉に惑わされない
SNS型ロマンス詐欺では「投資で2人の将来を豊かにしよう」「会うための旅費」「結婚式の費用のため」など自分と相手の関係性を利用した言葉でだましてきます。会ったこともない相手お金の話を持ち出されたら気を付けましょう。

○実在するか確認する
投資の話を持ち掛けられたら、投資先が実在するか確認しましょう。勧められた投資アプリ等をインターネットで調べると口コミ等で偽物かどうか分かる場合もあります。また、投資話が本物であれば振込先の口座が個人名義であったり、振込先口座が振り込みのたびに変ったりはありません。

問い合わせ：総務課　総務係
【電話】3-0505

シェアする