- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県紀宝町
- 広報紙名 : 広報きほう 令和7年9月号
◆9月1日は「防災の日」 いま一度、災害への備えを
9月1日は、関東大震災が発生した日であるとともに、台風シーズンを迎え、災害が発生しやすい時期でもあります。昭和34(1959)年の伊勢湾台風で戦後最大の被害を受けたことをきっかけに、災害に対する備えと意識を高揚するため、「防災の日」が制定されました。
大きな被害をもたらす台風は秋に多く発生しており、「昭和の3大台風」と呼ばれる伊勢湾台風、室戸台風、枕崎台風もすべて9月に上陸しています。台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上しますが、秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、その外側が日本列島と重なり、台風の通り道となるため直撃しやすくなります。
14年前に紀伊半島大水害を起こした台風第12号も9月に上陸しました。これほどの大水害を一体どれほどの人が予測していたでしょうか。
町では紀伊半島大水害を教訓とし、9月4日を「町民防災の日」としています。
月日が経つにつれて記憶は風化していきますが、私たちは災害が多い土地に住んでいるということを再認識して、避難経路の確認や防災グッズの見直しなど、いま一度防災意識を高め、いつ起こるか分からない災害への備えをしておくことが大切です。
◆備えながら使う ローリングストックのすすめ
ローリングストックとは、災害時に備えて食品や日用品を多めに備蓄し、日常生活の中で消費しながら定期的に補充する方法です。
ふだん使う食材や水、電池などを切らさないようにし、古いものから使って新しいものを補充します。これにより非常時でも新鮮で使い慣れた物資を確保でき、備蓄の期限切れやムダを防ぎます。
※本紙に図が掲載されています。
問合せ:役場防災対策課
【電話】33-0335