- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県紀宝町
- 広報紙名 : 広報きほう 令和7年11月号
◆今月のテーマ
11月14日は「世界糖尿病デー」
9人に1人のリスク「糖尿病」
世界の糖尿病患者は増加を続けており、現在では成人9人に1人に相当する5億8,900万人に達しています。
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。
インスリンはすい臓から出るホルモンで、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。
◇糖尿病の初期症状を放置すると合併症のリスクが高まる
糖尿病は、初期の段階では自覚症状がないことが多く、発症しても気付きにくいのが特徴です。血糖値が高い状態が続くと、全身の細かい血管が傷つけられて炎症を起こし、放置するとさまざまな合併症を引き起こし、全身の臓器に影響をおよぼします。
また、著しく高い血糖値は、それだけで意識障害や昏睡などを起こすことがあります。糖尿病は気付かないうちに進行してしまうため、日ごろからの健康診断や定期的な血糖値チェックが大切です。
◇自己管理が予防の第一歩
糖尿病を予防するうえで大切なのは、食事や運動、体重管理など日常生活を意識してコントロールする「自己管理」です。次のことを心がけ自己管理を徹底しましょう。
(1)食事の自己管理
麺類とごはんなど炭水化物の重ね食べを避け、よく噛んでゆっくり食べましょう。また、間食もお菓子よりも果物やナッツなどの食品を選びましょう。
(2)運動の自己管理
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動に加え、腕や脚などの筋肉を鍛える筋トレも取り入れましょう。
