くらし 市長新春トーク(2)

今後の取り組みや展望についてお聞かせください。

■子どもたちに本物を知る機会を

◇『教育分野の取り組み』
〔市長〕常々、「まちづくりは人づくり」と言っています。教育分野に力を入れて、子どもたちにできるだけ多くの体験の機会を設けたいと思います。世の中でこんなことが行われてるとか、こんなものがあるんだと、本当のものを知ってほしいし、知ってもらう機会を設け、この地域で実際に経験して、生き抜く力を身に付けることができればと思います。部活動の保障も含め、子どもたちが自分たちの思いを形にする支援のようなことができればいいと思います。「子は宝」と言われるように、これからの時代を担う世代に本市のことを好きになってもらって、思う存分に自分の夢を描いてもらえるようになってくれるといいなと思います。

◇『子どもや若者にも魅力的な地域とするためにどのような事業を』
〔市長〕以前から申し上げていますが、この地域の魅力を若い人に感じてもらうことが、一番大事なことだと思います。アクティ近江八幡や、旧人権センターに若者の起業をはじめ、夢を形にできる場所を作っていきたいと思います。また、楽しいイベントを企画していくのも大事だと思っていて、例えば、学生などが多いのもあるのでしょうが京都では週末は必ずイベントをされています。本市がどこまで真似できるか限度がありますが、常に楽しいことがあるまちにしていけたらと思います。

■「公助×共助×自助」バランスが地域を強くする

◇『災害に対する備え、危機対応力の強化』
〔市長〕昨今は気象災害の激甚化や、東南海地震の切迫などいろいろなことに対し、基礎自治体としての災害対応力が求められています。災害に対する備えをどこまですればいいかは難しいですが、災害は避けられないものとし、出来るだけ復旧をスムーズにする、二次災害を起こさないなどの準備をすすめていきたいと思っています。具体的には、暑さ対策として避難所の空調整備、福祉避難所の整備、さまざまな備蓄関連の見直し、個別避難計画の作成など項目挙げればきりがないですが、この部分を積極的に取り組むことが優先分野だと思います。

◇『循環型社会の取り組み』
〔市長〕昨年は「オーガニックビレッジ宣言」、令和3年には「気候非常事態宣言」をさせていただき、我々地方自治体も持続可能な社会を実現していくために行動していかなければいけません。なかなか難しいテーマであり、まずは宣言をすることから入りましたが、ゼロカーボンシティの実現に向けて、昨年度および今年度は省エネ家電製品の買換え補助やLED照明買換え補助などさまざまな事業を行っています。事業をきっかけに市民の皆さんに環境に対する意識を高めてもらいたいと思います。さらに昨今は、米が非常に値上がりしていますが、輸入に頼る資材や燃料などが高騰して、農家が大変だということがあります。先行き不透明な状況ですが、海外に依存しない循環型社会に出来る限り近づきたいです。「強靭な」「変化に強い」「いついても安心」というまちを作っていきたいと思います。

◇今年の抱負と市民の皆さんへのメッセージをお願いします。
〔市長〕今、社会は非常に激変している状況です。地方自治体が喫緊の課題として抱えている「少子高齢化」。これは地域の絆の希薄化、地域の担い手の減少などさまざまなところで大きな影響がでています。併せて危機対応でお話させていただいたように、明らかに気候が変わってきました。夏の暑さとか線状降水帯が発生するとか、過去あまり経験したことがないことが起きています。このような状況にどのように対応していくかですが、いつも申し上げてる「公助」「共助」「自助」のバランスをしっかり考えていく、これが求められることと思っています。そういう意味で、市民の皆さんと一緒に課題を乗り越えていくことで、本市を発展させていければと思ってます。ぜひ、いろんな立場でお力をいただければありがたいです。
今年1年間が市民の皆さんにとって本当に素晴らしい年になりますことを心からお祈りします。併せて、災害のない年を祈っていきたいと思います。

※この特集記事は、ZTVで1月1日~10日に放送する市広報番組「テレはち」の内容を基に編集しています。