子育て 【特集】こども・若者の声を形に
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- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県草津市
- 広報紙名 : 広報くさつ 令和7年5月号
こどもや若者は、社会の希望であり、未来をつくる、かけがえのない存在です。こども大綱がめざす「こどもまんなか社会」の理念に沿って、全てのこども・若者が尊重され、自分らしく生きることができるまちをめざし、こどもや若者、子育てに関わる施策を総合的に進めていくため、今年3月に「草津市こども・若者計画」を策定しました。
■草津市こども・若者計画
基本理念を「こども・若者をまんなかにみんなでつくる幸せあふれるまち草津」とし、めざすこどもの姿を「心豊かでたくましく生き、未来をつくる草津のこども」としています。重点的な取組として「『草津っ子』育み事業」や「社会生活に困難を有するこども・若者やその家族に寄り添うきめ細かな支援」を進め、新たに「こども・若者の社会参画・意見表明」や「こども・若者の居場所づくり」に取り組みます。
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※二次元コードは本紙P.2をご覧ください。
■令和6年度の取り組み
◆1 中学生と市長の対話から生まれた取り組み
「中学生代表の皆さんと橋川市長の『わたしたちの居場所トーク』」と題した、中学生と市長の対話を実施しました。対話の中で、なかなか外遊びができない小学生に、中学生がボランティアとして何か協力したい、という提案があり、市内でこどもの居場所づくりに取り組むNPO法人と市が協力して、実現することになりました。
◇草津中学校とフリースクール・アフタースクールHOPEの交流
認定NPO法人くさつ未来プロジェクトが運営するフリースクール・アフタースクールHOPEを利用する小学生と、子育てサークルの幼児が参加しました。遊びの企画や準備、当日の進行を全て中学生が行い、なんでもバスケットや新聞紙を使った秘密基地づくり、宝探しゲームを楽しみながら交流しました。
《参加者の声》
小学生:
・中学生のお兄さん、お姉さんは優しくて、いろいろ知っていてすごい。
・中学生のお兄さん、お姉さんみたいになりたい。
・自分も、小さい子と遊んであげるようになりたいと思った。
中学生:
・最初はみんな喜んでくれるだろうか、楽しくないって言われないかなと不安を感じていましたが、そのようなことはなく、喜んでくれたので、頑張ったかいがありました。
・中学校は、狭い空間の関わりしかないから、アフタースクールのようにいろんな年齢層と関われる場所や機会をつくりたいと思った。
・自分たちで企画して実行することが、人のためになるというのは、自分たちの良い経験だけで終わらず良かった。次回も参加したいと考えている。
◇老上中学校と児童育成クラブのびっ子老上の交流
児童育成クラブを利用している小学1・2年生約70人と、中学校生徒会23人が、鬼ごっこやダンスで交流しました。鬼ごっこではミッションを用意したり、ダンスでは中学生が考えた振り付けを小学生に教え、最後に一緒に発表をしたりして、楽しみました。
《参加者の声》
小学生:
・次はのびっ子の中で、中学生と一日ずっと一緒に遊びたいです。
・私もこんなお姉さんになりたいです。
中学生:
・小学生が楽しんでくれたのはうれしかった。もっといろんなことに関わって、人を喜ばせたいなと思う。
・指導する力もついた気がする!
・本当に楽しかったので、またこのような機会をつくれたらいいなと思います!
◆2 立命館大学の学生たちと市長の意見交換から生まれた取り組み
若者の意見を直接聴く機会として、立命館大学の学生たちと市長が意見交換をしました。その中で「市長がVチューバーになる」という意見がベストアイデアに選ばれ、市長のアバター(インターネット上でのキャラクター)が「広報くさつ」の特集記事の概要を紹介する取り組みを始めました。
■令和7年度の取り組み
◆1 「こども・若者の声を形に」プロジェクト
さまざまな年代のこども・若者が安心して意見を言える対話の場を設け、そこから生まれたアイデアや提案を実現するために、市民活動団体などと協働して取り組みを進めます。
◆2 「こども若者会議」への参加
今年度から、こども施策の推進についての調査や審議を行う「子ども・子育て会議」の名称を「こども若者会議」に改め、委員の定員を2人増員して、若者の参加を進めます。委員の詳細は、16ページをご覧ください。
問合せ:こども若者政策課(さわやか保健センター2階)
【電話】562-7882
【FAX】561-6780