くらし 立命館大学のBKC内に「グラスルーツイノベーションセンター」が新たに開設されました

■立命館大学のBKC内に「グラスルーツイノベーションセンター(GIC)」が新たに開設されました
◇1 施設紹介
Grassroots Innovationは「草の根」と「イノベーション(革新など)」を掛け合わせた言葉です。「ルーツ」には力を合わせる意味があります。GICでは、学生・研究者・企業・地域がつながり、社会課題解決に挑戦するオープンイノベーション※1拠点として「イノベーション・創発性人材※2」を育成し、大学発のスタートアップ※3の創出や産学官連携による社会実装を推進します。
※1 組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源を活用し、組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすこと
※2 革新的な技術や発想によって、新たな価値や市場に大きな変化をもたらす人材のこと
※3 一般的には新しい企業、新しい技術やビジネスモデル(イノベーション)を持ち、急成長をめざす企業

◇2 利用
1階は学生、企業、地域の小・中学生、高校生が利用でき、気軽にアイデアを試作できるファブラボ(多様な工作機械を備えたものづくりが可能な工房)や、コワーキングスペース(イベント・ワークショップや情報・意見・交換などができるスペース)になります。
2階はスタートアップの活動拠点として、法人登記が可能なラウンジやレンタルラボ(実験・研究開発が可能な個室型研究施設)などの設備が備わっています。

◇3 市の役割・GICとの連携
市では、今回のGIC開設を機に、立命館大学や支援機関とともに、職員がGICでの勤務を開始するなど、地域に根差したスタートアップの創出や成長、集積に向けて、さまざまな取り組みを進めています。今後も、関係者と連携しながら、GIC利用者の活動支援や地域企業とのマッチング、各種プロジェクトのサポートなどを行います。

■レンタルラボの利用予定者
◇加古川篤さん
立命館大学理工学部准教授
加古川・小南研究室(来年法人設立予定)
取組内容:
・立命館大学が発明した下水道点検、新技術の社会実装
・インフラ施設・構造物の点検
・下水道維持管理の高度化・情報提供サービス

私たちが暮らす現代日本社会は、今後数十年でこれまで誰も経験したことのない超インフラ高齢化社会を迎えますが、老朽化したインフラを維持管理する肝心の人間も今まさに急速に減少しています。このような社会課題に対して、当事業では下水道インフラにおける補修・交換の緊急度判定を行うためのカメラ式検査ロボットの普及活動を実施します。「縁の下の力持ち的な存在として、ロボットが私たちの暮らしを下支えしている」そんな社会をめざし、滋賀県から世界を変えるような新しい大学発の産業を創出すべく日々奮闘中です。

問合せ:企業立地推進室(4階)
【電話】561-2352
【FAX】561-2486