- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県守山市
- 広報紙名 : 広報もりやま 令和7年4月15日号
JR守山駅西口ロータリーの渋滞対策を目的として昨年11月18日から約1ヵ月間、中央横断歩道(緑地公園側)(以下、「横断歩道」という)を一時的に撤去し、渋滞対策としての効果や安全性などを検証する社会実験を実施しました。
その調査結果をお知らせするとともに、渋滞緩和に向けた今後の方策についてお知らせします。詳しくは、市HPをご覧ください。
■社会実験の概要
実施目的:横断歩道の一時的な撤去を行い、渋滞対策としての効果や安全性を検証
実施期間:令和6年11月18日~12月16日
■調査場所・調査結果
※詳しくは本紙をご覧ください。
■今後の方向性
・従来の横断歩道利用者にとっては経路の変更が必要となったものの、迂回(うかい)先での安全性に問題がなく(ポイント1・2)、一定の渋滞緩和効果が確認できた(ポイント3)ことから、横断歩道を恒常的に撤去する方向で進めていきます。
・横断歩道付近の安全性確保については、横断防止柵の設置などを検討します。
●ポイント1 歩行者通行量(1)
迂回により、セルバ守山前、cocotto MORIYAMA前の歩行者通行量が増加
歩行者同士は安全にすれ違いができていた。
●ポイント2 歩行者通行量(2) 信号待ち歩行者数
・カツミデンキ―緑地公園間の歩行者通行量が減少
カツミデンキ前の信号待ち歩行者も減少
・西友―cocotto MORIYAMA間の歩行者通行量が増加
cocotto MORIYAMA前の信号待ち歩行者も増加
・歩行者同士は安全にすれ違いができていた。
・信号待ち歩行者は1度の青信号で渡り切れていた。
・各左折車両は、1度の青信号で左折ができていた。
●ポイント3 横断歩道付近の車両通行状況
バスやタクシーなどが、横断歩道歩行者を待つ回数・時間が減少
・バスなどが横断歩道付近をスムーズに通行できていた。
・後続車が詰まりにくくなり、駅前交差点にまで及んでいた渋滞の緩和が見られた。
■JR守山駅西口ロータリーの渋滞緩和に向けた今後の取り組み
渋滞緩和に向けては、一定の効果が見込める横断歩道の撤去を含めて、4つの方策について具体的な検討を行い、できるだけ早期に着手できるよう進めていきます。
●方策(1)
内容:中央横断歩道(緑地公園側)を撤去
目的・見込まれる効果:
・歩行者の安全性向上
・歩行者と車両の動線分離による車両のスムーズな進行の促進
●方策(2)
内容:緑地公園の一部を活用し乗降場を整備
目的・見込まれる効果:
・ロータリー内における停車可能台数の拡充
・通行レーンの確保による後続車両のスムーズな進行の促進
●方策(3)
内容:
・市営駐車場内のレイアウトを変更
・駐車場出口を新たに整備し場内を一方通行化
目的・見込まれる効果:
・停車可能台数の拡充
・駐車場入口付近の混雑緩和
●方策(4)
内容:
・乗降場案内看板と路面上誘導矢印を整備
・乗降場に区画線を整備
目的・見込まれる効果:
・適切な位置への停車を誘導
・乗降場の最大活用
※今後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。
※詳細な工事概要や実施時期などが決まりましたら、改めて広報もりやまなどでお知らせします
問合せ:都市計画・交通政策課
【電話・有線電話】582-1132【FAX】582-6947