くらし 市長メッセージ

■戦後80年、今日の平和を次世代につなぐ
本年は、終戦から80年を迎える大変意義深い年です。私たちは、今日の平和と豊かさが多くの尊い犠牲の上に築かれたものであることを決して忘れてはなりません。戦争の記憶が風化しつつある今、また、世界各国で戦火が絶えない中、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという強い意志のもと、平和の大切さを後世へ語り継いでいくことは、今を生きる私たちに課せられた使命です。 
今回の参議院選挙では、不正確な情報、または誇張により、分断・排外をあおる言説が多く見受けられました。分断・排外の先に何があるのか。また、安易に唱える統制強化は気づけば自分に返ってくる、という歴史の教訓に私たちは学ばなければなりません。
昭和63年に平和都市宣言を行った本市では、平成9年に市民運動公園内の平和の広場に「平和の祈り像」と「広島被爆石」のモニュメントを設置し、広島の原爆忌に合わせて、毎年8月6日に「平和を誓うつどい」を開催し、戦没者などへの追悼と恒久平和の祈念を新たにしてきました。平成28年には守山市遺族会のご尽力により、「長崎被爆二世の柿の木」を植樹いただいています。 
節目の年である今年、平和の広場に「戦後80年平和持続祈念碑」を建立し、8月6日(水)の「平和を誓うつどい」で除幕・披露するほか、「平和のよろこび展」「平和映画会」など「戦後80年守山市平和都市宣言推進事業」を積極的に展開しますので、ぜひこれらの平和事業にご参加いただき、恒久平和について思いを共有し、希求する機会としていただけましたら幸いです(詳細は前号2~3頁)