- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県甲賀市
- 広報紙名 : 広報こうか 2025年9月1日号
◆9月は同和問題啓発強調月間です
部落差別(同和問題)は、今日においてもなお、生まれた場所や住んでいる場所によって不合理な差別を受けるなど、誰もが生まれながらに持っている権利を侵害されるという重大な社会問題です。最近ではインターネットを利用した差別情報の流布など新たな問題も生じてきています。
2016年12月に施行された「部落差別の解消の推進に関する法律」には「部落差別の解消に関する施策は、全ての国民が等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、部落差別を解消する必要性に対する国民一人ひとりの理解を深めようと努めることにより、部落差別のない社会を実現することを旨として行わなければならない」と、その基本理念が述べられています。
幸せに生きたいという当たり前の願いを踏みにじる部落差別をなくしていくことは、同時にすべての人の基本的人権の侵害を許さず、自由に、平等に、人間らしく生きていくことの保障につながります。
生活の中で、おかしいことを見過ごさず、自ら行動を起こそうとしていたか、自分自身に問い直すことが大事です。問い直すことで、正しく知ろうとしたり、自ら考えたり伝えたり、誰かとつながったり、自分にできることが見えてくるのではないでしょうか。
まずは私たち一人ひとりが、差別をなくす主体者になりたいものです。
問合せ:人権推進課 人権教育室
【電話】69-2150【FAX】63-4554