くらし 青雲之志 ~町長コラム~

◆「ひのっこ宣言」発表
去る3月9日、日野町町村合併70周年記念式典にて、子どもも大人も気持ち良く暮らすための「合言葉」として、新たに「ひのっこ宣言」を発表いただきました。小学校3年生から高校2年生までの18名の皆さんが公募で集まっていただき、青少年育成町民会議の6名の大人の皆さんとともに3回のワークショップで議論を重ねて策定いただきました。参画いただいた皆さんに心より感謝申し上げます。

宣言の内容は以下の通りです。
(1)あいさつでつながる心いい笑顔
(2)きいてみよう自分の気持ちと相手のおもい
(3)楽しもうどうせやるならよろこんで
(4)チャレンジをやらへんなんてもったいない
(5)しっぱいも「かまへんかまへんだんないで」
(6)だれとでもたよりたよられ助け合い
〇ひのっこがよりよい日野町つくります!

この宣言は、知識や学力といった認知能力ではなく、人生の土台となる「やる気」「忍耐力」「協調性」といった非認知能力に主眼が置かれています。子どもも大人も、孤立や孤独という課題に直面する中、それぞれが自他を大切にし、自己肯定感を高めることが大事だと私たちは考えています。

日野町では、令和5年度から小中学校を中心に、子どもたちのポジティブな行動を支援する取り組み(PBIS)を進めており、少しずつその効果が出始めています。今年度には、学習指導員や不登校支援コーディネーターなどの増員も予定し、子ども達を支える体制の充実を図ります。

今後「ひのっこ宣言」を活用し、町内の学校園などで唱和する機会を設けるほか、「ひのっこカレンダー」を作成し、町民の皆様への周知啓発も含め配布する予定です。地域みんなで、子どもも大人も笑顔になれるそんなまちづくりを進めてまいりたく思います。一層のご協力のほどよろしくお願いいたします。

日野町長 堀江和博