- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府福知山市
- 広報紙名 : 広報ふくちやま 2025年5月号
■みらいに かがやく ふくちっこ
─コドモ、オトナが笑顔でつながる福知山─
5つのアクション
こどもがすくすく育ち、子育てをする人も安心して暮らせるー。そんなまちをめざし、本市は4月5日に「ベビーファースト宣言」を発表しました。今月号では10人の市民委員とつくった宣言の内容をご紹介します。
◆地域・団体のアクション
集まる・つながる機会を大切にしよう
(例)
地域の中で、子育て中の人や周囲の人と、多世代で気軽に交流できる場づくりを進める
中丹子育て未来づくり100人会議に賛同する
子育て支援者の交流会に参加し、地域や団体の取り組みを学ぶ
他の団体とつながり、活動の幅を広げる
4月5日の福知山お城まつりで発表しました!
◆事業者のアクション1
安心の職場づくりをすすめよう
(例)
子育ての理解を深める研修に参加する
イクボス宣言をする
育児休暇の制度や急な休みに対応できる職場環境の整備に努める
子育て環境日本一に向けた職場づくり行動宣言をする
○イクボス
部下の育休取得などがあっても業務を滞りなく進めるために業務効率をあげ、当事者も自らも仕事と私生活を充実させている管理職(出典:厚生労働省)
◆事業者のアクション2
子育てにやさしい店舗・施設をめざそう
(例)
キッズフレンドリー施設として登録する
WEラブ赤ちゃんプロジェクトに賛同する
子育て家庭向けのサービス(ミルク用のお湯、授乳スペース、割り引き)を提供する
店舗や施設内にポスターやステッカーを掲示する
○WEラブ赤ちゃんプロジェクト
WEラブ赤ちゃんプロジェクトは、公共の場で泣く赤ちゃんに焦る親の姿をきっかけに全国に広がっている取り組みです。ステッカーで「泣いても大丈夫」の気持ちを示し、温かい子育て環境をつくります。
→ステッカー、ポスターはこども家庭支援課で配布中
◆行政のアクション
みんなに情報を届けよう
キッズフレンドリー施設の登録店舗や子育て環境日本一に向けた職場づくり行動宣言企業などの情報をInstagramなどで紹介
各取り組みを進める事業者や団体を「こそだてサポーター」として登録
登録事業者などを講師に招いたシンポジウムを開催
→4月7日にハピネスふくちやま1階待合室にキッズスペースを設置しました。窓口での手続きの待ち時間にご利用ください
○キッズフレンドリー施設
「きょうと子育て応援パスポート提示での割り引き」や「授乳、おむつ替えスペースの提供」をする店舗・施設を登録すると、京都府からステッカーが届きます。
◆一人ひとりのアクション
周りの人を大切にしよう
(例)
登下校の見守りに参加する
里帰り中のこどもや孫をサポートする
親同士の交流を深める
職場で子育てを応援する
こども会活動に協力する
「わたしのベビーファースト宣言」をする
○ベビーファーストとは
こどもとこどもを取り巻く皆さんのために、当事者だけでなく、事業者や地域の人々、行政など、社会全体で支え合うことをめざす考え方です。この取り組みは全国に広まっており、共通のロゴマークのもと「こどもたちのためにできること」をみんなで考え、行動しています。
■5月号表紙であなたも宣言!
皆さんも一緒にベビーファーストを宣言しませんか?「こどもにやさしい宣言」を書いてこども家庭支援課にお持ちください。オリジナルトートバックと風船セットを数量限定でプレゼントします。
■みんなの声 ベビーファーストってなんだろう?
宣言の作成に向けて昨年8月に実施したアンケートを一部紹介します。
○子育て世代にやさしい社会とは?
子育ての当事者、支援者にあたたかい空気がある
子育て世代が集まる場やコミュニティがある
ワークライフバランスがとれる
子育てイベントが充実している
金銭的支援が充実している
○地域活動や事業者の取り組みで広がってほしいこと
登下校の見守り活動
こども会活動の充実
飲食店では乳幼児の椅子や食器の提供
こども入店OKのお店「泣いてもかましまへんステッカー」の提示
授乳スペースやおむつ交換台の設置
○子育ての視点で見る福知山の良さ
こどもの医療費助成が充実している
小児科が多く、医療機関が充実している
児童館や地域子育て支援拠点が多く、イベントが実施されている
困ったときに子育てファミリー・サポートセンターに預けられる
とりあえず困ったら、子育て総合相談窓口で相談できる
アンケートの回答数は215人でした。ご回答ありがとうございました。
今回のベビーファースト宣言は、市民の皆さんで組織するベビーファースト宣言起草委員会議で、アンケートの結果を踏まえて作成しました。
■Interview
こどもにやさしいまちはすべての人にやさしいまち
ベビーファースト宣言起草委員会議 委員長 門野亜純(かどのあずみ)さん
○やさしいまちを一緒につくりませんか
門野さんは、自ら子育てをする上で感じたことを宣言に込めたと話します。
「子育て中は、気軽に頼ったり話したりできる場が少なくて、不安になることも。集える場所が身近にあって、その情報をみんなで共有できるといいなと思っていました」
委員会議のメンバーは、大学生から社会人まで様々な人がいました。ベビーファーストなまちにするにはどうしたらいいかをそれぞれの立場で真剣に考えたといいます。
「この宣言には『こどもや子育て世帯にやさしいまちにしたい』という思いと共に、『みんながみんなにやさしいまちにしたい』という願いも込めました。こどもにやさしいまちは、すべての人にやさしいまちにつながるはずです」
門野さんはこう続けます。
「人と人との関わりの中で、温かさや思いやりを感じられる場面が増えて『このまちが好き』と思える人が増えたらうれしいです。福知山のみんなで〝やさしいまち〟をつくっていきませんか」
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
福知山市ベビーファースト宣言はこども 保護者 その周りの人たちにやさしいまちづくりを事業者 地域団体 市民と行政が一丸となってすすめていこうという想いを宣言するものです
みなさんが利用する店舗や施設で
みなさんが働く職場で
みなさんが住む地域で
みなさん ひとりひとりの中に あたたかい気持ち すてきな笑顔がひろがるように宣言の実現に向けた取り組みをすすめましょう
福知山市ベビーファースト宣言起草委員会議より
問合せ:こども家庭支援課
【電話】24-7055【FAX】23-7011