- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府舞鶴市
- 広報紙名 : 広報まいづる 2025年6月号 Vol.1072
全国で家庭料理として親しまれる「肉じゃが」は、舞鶴市が発祥の地であることを知っていますか。
なぜ舞鶴が肉じゃが発祥の地なのか。肉じゃがにまつわる歴史と取り組みを紹介します。
■元祖まいづる肉じゃがのはじまり
明治34年に開庁された海軍舞鶴鎮守府初代司令長官の東郷平八郎が英国留学中に食べたビーフシチューの味が忘れられず、海軍の料理担当者が再現したことがその始まりといわれています。
そして、舞鶴を盛り上げたいという市民が「肉じゃが」が舞鶴で生まれたことに注目し、平成30年6月に「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」を発足。同年10月に「肉じゃが発祥の地まいづる」を宣言しました。
また、市内に残る海軍の料理教科書に記された肉じゃがのルーツである「甘煮」のレシピをもとに「元祖まいづる肉じゃが」を再現しました。
■発祥の地としての発信
これまで、元祖まいづる肉じゃがの再現をはじめ、各種メディアへの出演、国外でも親しまれる取り組みとして、ポーツマス市(英国)で肉じゃがを紹介するなど「肉じゃが発祥の地」をさまざまな方法で広く発信してきました。
また、旧軍港4市(舞鶴市、横須賀市、呉市、佐世保市)で開催されるグルメイベントへの出店や元祖肉じゃがコロッケの販売、肉じゃがを食べられる店を掲載したまいづる肉じゃがマップの作成など、現在も多岐にわたる活動を続けています。
今後も「元祖まいづる肉じゃが」の歴史とその魅力を、市内外へと広く発信し続けていきます。
肉じゃが誕生までのストーリーとレシピを舞鶴市公式ムービーチャンネルで公開しています。ぜひ自宅で作ってみてください。右コードからアクセス可。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
■まいづる肉じゃがまつり実行委員会の皆さんへインタビュー
「肉じゃがの歴史を深く知りたい」と思い、入会しました。昨年からイベントで使用する容器をふた付きにし、デザインを一新して、元祖まいづる肉じゃがのPRを行っています。さらに市内外へ舞鶴の肉じゃがを発信するため、SNSも積極的に活用しています。次世代などのより多くの人々に肉じゃがの魅力を届けるため、今後も活動を続けていきたいです。
担当:観光振興課