- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府舞鶴市
- 広報紙名 : 広報まいづる 2025年6月号 Vol.1072
近年、LGBTQという言葉を耳にする機会が増えています。これは、多様な性のあり方を示す言葉として、さまざまな場面で広く使われています。
しかし、社会全体の理解はまだ十分とはいえず、学校や職場など、日常生活の中で差別や偏見に直面することがあります。
誰もが安心して暮らすことのできる社会を目指して、性にはさまざまな形があることを知り、理解を深めましょう。
■性の多様性
性は、その人の生き方を表すためのとても大切なことであり、一人ひとりの尊厳に関わっています。
また、自分がどんな性別だと感じるか(性自認)、どんな人を好きになるか(性的指向)は、その人の本質であり、本人の意思や努力によって変えることはできません。
だからこそ、社会全体で、いろいろな性のあり方があることを理解し、お互いを大切にすることが重要です。
■今日から何ができるか
私たち一人ひとりが、毎日の生活の中で少し意識を変えることで、みんなが安心して暮らせる社会につながります。
◇正しい情報を学ぶ
本やネットなどの情報から、LGBTQについての知識を得ましょう。
知らないことがあることを意識し、学ぶことが大切です。
◇うわさ話やプライベートなことを聞かない
どんな性自認や性的指向をもっているかは、その人自身の個人的なことです。
本人から聞き出したり、うわさを広めたりするのはやめましょう。
◇当事者の話を聞く
LGBTQの人の体験談や考えを聞くと、より深く当事者を理解できます。講演会などで、直接話を聞く機会を持ちましょう。
舞鶴市でも秋ごろに、セミナーなどを開催する予定です。ぜひご参加ください。
■LGBTQってなに?
L(レズビアン)
性自認が女性で女性を好きになる人
G(ゲイ)
性自認が男性で男性を好きになる人
B(バイセクシュアル)
両性愛者。女性も男性も好きになる人
T(トランスジェンダー)
生まれた時に割り当てられた性別と自認が異なる人
Q(クエスチョニング)
性的指向や性自認が定まっていない人
悩み事や困り事の際の、相談先を市ホームページに掲載しています。右コードからアクセス可。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
■パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度を導入
舞鶴市では、これまで研修会やワークショップ、対話集会などを開催し、多様な性について、理解を深める取り組みを進めてきました。令和7年4月から、同性パートナーやその親、子どもを家族として認める「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を導入。宣誓を行った人には宣誓証明カードを交付します。利用の相談は電話か申し込みフォームで人権啓発推進課【電話】66-1022へ。制度の内容など、詳しくは市ホームページで確認を。右コードからアクセス可。
担当:人権啓発推進課