くらし [シリーズ人権を考える]人権を考えるセミナー

10月17日に開催した第4回人権を考えるセミナーの内容をお知らせします。

■「部落問題と向き合う私たち〜結婚差別を乗り越えて〜」石井眞澄さん
◇正しい学びが差別意識の解消へ
講師は、被差別部落出身者の女性との交際を、自身の親に反対された経験を持つ石井眞澄さん。部落差別にまつわる実体験を多くの人に伝えようと、被差別部落で育った妻の千晶さんと夫婦で講演活動をしています。
石井さんは「自分の親に差別主義的な考えがあったことに大きな悲しみを覚えた」と、交際を伝えた時のことを振り返ります。しかし「その後、両親は人権に関する研修会などに参加し、部落差別を勉強する中で考えを改めた。妻との結婚を報告したときは反対されなかった」と続けました。
こうした体験を踏まえ「部落差別は、その歴史的背景などを知らない大人によって、今もなお残っている」と指摘。「当時、親が交際を反対したのは、我が子が周囲から差別を受けるのではないかという心配から生じた」とし「差別をなくすには部落問題について正しく学ぶ必要がある」と訴えました。
差別の解消には、私たち一人一人の学びが欠かせません。偏見や差別的な心がないか自分を見つめ直すとともに、自分自身ができることを考え、行動しましょう。