くらし [シリーズ人権を考える]人権を考えるセミナー

12月10日にあやテラスで開催された第5回人権を考えるセミナーの内容をお知らせします。

■トークandコンサート 4Disabilities(ヨンディサビリティーズ)
◇音楽×手話で共生社会を考える
講師の4Disabilitiesは「4人の障害者」という意味のバンドです。車いすユーザー3人が楽器と歌を担当し、聴覚に障害のあるダンサーが曲の内容をパフォーマンスとして手話で表現。「耳だけでなく目でも聴ける新次元の音楽」をコンセプトに、京都市を中心に活動しています。
トークでは、障害者に対してどのように接すればよいかなどを、4人がそれぞれの体験談などを交えながら紹介。また、障害のある人もない人も、互いの理解を深めるには相手のことを知ることが大切とし「私たちは、生まれつき、または病気や事故などで障害を負っている。境遇は異なるが、このメンバーが障害を通じて知り合い、バンド活動で自分たちの思いを伝えられることに感謝している」と語りました。
トークの後は、メンバーが作詞・作曲した楽曲を披露。曲中に使われている言葉の一部「おはよう」「おやすみ」「ごめんなさい」「ありがとう」の手話を、ダンサーに合わせて参加者も体験しました。障害の有無にかかわらず学び、体験し、楽しめる講演会となりました。