文化 歴史・民俗 たなべのむかし

私たちの住むまちの歴史・民俗を紹介します。

■No.14 生駒翠山(いこますいざん)が描いた茶摘み子
昭和前期に普賢寺村に住んでいた画家の生駒翠山は、昭和4年5月の絵葉書で茶摘み子を描いています。5月は茶摘みシーズンで、茶の生産が盛んな普賢寺村(現 普賢寺地域)には多くの茶摘み子がいました。茶摘み子は紺絣(こんがすり)を着て、赤だすきをかけ、頭に白手ぬぐいをまき、菅笠(すげがさ)をかぶっています。絵葉書には、茶摘みを終え月の昇る夕暮れに、マツヨイグサの咲き誇る小道をみんなで家路につく茶摘み子の姿が、ほのぼのとしたタッチで描かれています。

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