- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府井手町
- 広報紙名 : 広報いで 令和7年8月号 No.635
◆風水害から命を守るマイ・タイムライン
マイ・タイムラインとは、台風や大雨など事前に予測ができる災害に備え、住民一人ひとりの「防災行動計画」となるもので、台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇する状況などで、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。
台風や大雨は事前に予測ができる災害です。本年4月に各戸配布しました防災ハザードマップの中に「マイ・タイムライン」の書き込むページがありますので、ぜひ活用してください。
なお防災ハザードマップは、井手町のホームページからでもダウンロードすることができます。
◆非常時に必要なもの
非常時に備えて日頃から準備しておきましょう。
本紙を参考に、非常用持出品のチェックをしましょう。
詳しくは、防災ハザードマップをご確認ください。
◆風水害を知ろう
風水害は地震と異なり、ある程度予測ができるため、事前の備えが重要となります。日頃から家の周りの地形を把握する、災害の前兆に関する知識を持っておくなど、今できる備えについて考えましょう。
▽土砂災害の前兆
土砂災害(崖崩れ・地滑り・土石流)の発生前には、異変の兆候が見られることがあります。例えば崖崩れの兆候としては、崖にひび割れができる、小石がパラパラと落ちてくる、崖から水が湧き出る、湧き水が止まる・濁る・地鳴りが聞こえるなどが挙げられます。
土砂災害の危険個所等を示す地図で、事前に確認しておきましょう。
▽浸水の備え
自分の住んでいる場所等がどの程度浸水する恐れがあるかなど、身の回りで起こり得る災害を「防災ハザードマップ」等で確認しましょう。
また、雨水ますや側溝周辺にごみや落ち葉が溜まっていないかなど、家の周りを点検し、低い地域に住んでいる人は土のうなどを準備しておきましょう。
▽冠水に注意
冠水している道路は深さが分からず、マンホールや側溝のふたが外れていることもあるので危険です。やむを得ず水の中を歩く時は、傘や棒などで地面を確認しながら歩きましょう。
長靴は水が入ると脱げやすくなるので、運動靴を履くようにしましょう。
◆地震に備えた対策を
地震が発生すると家具類の転倒や落下・移動することで、けが、火災、避難障害の危険があります。被害を未然に防ぐため、生活空間に家具類を置かない、置く位置や向きを考える、対策器具を取り付ける等の対策を実施しましょう。
▽耐震診断・耐震改修について
井手町では、建物の耐震診断・耐震改修を積極的に進めるため、木造住宅の耐震診断および耐震改修費用の一部を補助しています。(耐震診断、耐震改修、簡易改修、耐震シェルター)
診断、改修等される際は、ご相談ください。
・木造住宅耐震診断士派遣事業
・木造住宅耐震改修事業(本格改修・簡易改修・耐震シェルター設置)
※昭和56年5月31日以前に着工され、現に完成しているものが対象となります。
問合せ:建設課
【電話】82-6167