イベント 大阪・関西万博開幕中(2)

■シグネチャーパビリオン
シグネチャープロジェクト は、大阪・関西万博会場の真ん中に位置するはちにんのプロデューサーが主導するパビリオンを起点に展開されます。このパビリオンをシグネチャーパビリオンと命名いたしました。
シグネチャーパビリオンおよびシグネチャーイベントを通じて、リアルとバーチャルをインクルージョンした多様な体験により、訪れるすべての人々が いのち について考え、その概念をアップデートする場所になることと考えます。

◆ベターコビーング
プロデューサー、宮田裕章、慶応義塾大学教授
テーマ、いのちを響き合わせる
現代は経済だけでなく、環境や人権、教育、健康など多元的な軸で、文明を再構成する転換点にあります。
つながる世界の中では、多様ないのちを尊重しながら、一人ひとりが輝くことができる未来を目指すことが大切になります。
テーマ事業 いのちを響き合わせるは、新しい世界を共に創る中で、いのちや未来と共鳴するヒューマンコビーイングにつながる体験です。

◆いのちの未来
プロデューサー、石黒浩、大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長
テーマ、いのちを拡げ
◇技術と融合することにより、いのちの可能性を拡げる。
70年大阪万博から50年を経て、生きたいいのちを自ら設計することが人類の未来ではないだろうか。
技術が支え技術が設計する いのち
技術(ロボット)に宿る いのち

◆いのちの遊び場 クラゲ館
プロデューサー、中島さち子、音楽家、数学研究者、STEAM教育家
テーマ、いのちを高める
◇STEAM ワクワク を探す旅へ
いのちが踊る、いのちが歌う、いのちがひらく。生きている という感覚の発露
一人ひとりに潜む多様ないのち(創造性)の爆発的な光、グワッと体の奥深くから立ち上がる、いのちの生々しい原始の歌に耳を澄ませよう。
会期前から会期後まで、さまざまな世界とつながり、学びや遊びや創るや 生きる の大変革を起こしていく。
これは、ばんにんばんぶつの 多様 な存在価値や、あふれるいのち(創造性)の光を爆発させ、創造の喜びで世界中を繋ぎ、プレイフルで希望に満ちたインクルーシブな未来 共創(創造性の民主化)社会を模索する旅。
2025年夢洲の いのちの遊び場 クラゲ館 は、あなたと共に、その歴史的な証人となる。人生は、こんなにも、おもしろい。

◆ヌルヌル
プロデューサー、落合陽一、メディアアーティスト
テーマ、いのちを磨く
◇未知の風景 変形しながら風景を歪める彫刻
物理的に現場に行くことの価値を作り出す。人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体。
風景を変換しながら、自然と人間の間にデジタルの自由さを持って調和をもたらす。
数年にいちどしかない世界的に大きなナショナルイベントでしか進展しないような建築やインタラクティブ技術の進歩を巻き起こす。

◇未知の体験 デジタルの身体による合わせ鏡
訪れた人々の身体をデジタル化し、パビリオンの中では有機的に変形し自律的に動作する身体と対話する。
有史以来、行われてこなかった鏡の再発明。

◆いのち動的平衡館
プロデューサー、福岡伸一、生物学者、青山学院大学教授
テーマ、いのちを知る
コロナかに苛まれ、ますます分断が深まる現代社会。混迷から抜け出せないのはなぜだろう。
それはいのちとは何かを考える根本的な視点生命哲学が抜け落ちているからではないか。
いのち動的平衡館では、動的平衡をキーワードに、よりよい社会と地球の未来に向けて、いのちを捉えなおすためのフィロソフィーを手渡したい。
あなたと環境とのあいだには実は明確な境界線はない。あなたを構成している原子や分子は絶えず環境との間で交換されている。そしてあなたのいのちは、38億年前に奇跡的に生まれた、たったひとつの細胞から出発した壮大な流れの中にあり、未来に手渡されていく。これが動的平衡。
あなたの生命観を根底から揺さぶり、生きることの意味と希望を再発見する体験をお届けします。

◆いのちめぐる冒険
プロデューサー、河森しょうじ、アニメーション監督、メカニックデザイナー、ビジョンクリエーター
テーマ、いのちを育む
◇今、ここに共に生きる奇跡
はかなくて、尊くて、力強くて、愛おしくて、美しいいのちの輝きと、宇宙・海洋・大地に宿るあらゆるいのちのつながりを表現。
人間中心からいのち中心へのパラダイムシフトと、いのちを守り育てることの大切さを訴求することを目指す。

◆アースマート
プロデューサー、小山くんどう、放送作家、京都芸術大学副学長
テーマ、いのちをつむぐ
私たちのパビリオンでは地球環境や飢餓問題と向き合いながら日本人が育んできた食文化の可能性とテクノロジーによる食の最先端を提示しより良き未来へと導く新しい食べ方を来場者と共に考えます。
しかし一方で、次のような後味を残したいと思っています。
食を通じて様々な当たり前をリセットすることでいのちにとって本当に大切なものに気づき、謙虚な気持ちから感謝や優しさが生まれ、それが来場者のほのかな幸せにつながる。
そして今夜から、食事の時間を昨日よりも少しだけ大切にしたくなる。
世界じゅうの人々にいただきますという日本語と食に向き合う心構えを持ち帰っていただけますように。

◆ダイアローグシアター いのちのあかし
プロデューサー、かわせ直美、映画作家
テーマ、いのちを守る
◇わたしのなかのあなた、あなたのなかのわたしに出会う場所
人はそれぞれの違いから、分断をうみます。
しかし、人は心を持ち、対話をすることができる生き物です。
お互いを対話によって認めあい、自分が変わることで未来の世界も変わるはず。
いま、森をモチーフとしたシアターで、心の対話がはじまります。