- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府岸和田市
- 広報紙名 : 広報きしわだ 2024年5月号
みなさんは、人権と聞いてどんなことを思い浮かべますか。『なんだかよくわからないし、難しいな』『自分には関係ないな』と思っていませんか。
■幸せに生きる権利
人権とは、誰もが生まれたときから持っている、幸せに生きる権利です。誰にとっても身近で大切なもので、一人ひとりのほんの少しの思いやりと支え合う気持ちによって守られるものです。しかし、誰しも大切だと思っているはずなのに、現状の社会では人権が傷つけられている人がいます。すべての人が幸せに暮らすために、私たちができることを考えてみましょう。
■インターネットによる人権侵害
最近では、インターネットは日常生活において必要不可欠になっています。さらに、利用層の若年化が進み、子どもにとっても身近なものとなっています。インターネットは正しく利用すると、情報の取得や提供をはじめ非常に便利なツールですが、誤って利用してしまうと、誰かの人権を脅かす大変危険なものになります。インターネットによる人権侵害は、悪意をもって起こすこともありますが、無意識の間に起こしてしまうこともあります。「インターネットを使う時は、ルールやマナーを守っている」「自分は正しく使っているし、問題ない」「自分の気持ちを書き込んでいるだけで、他人を攻撃するつもりはない」と正しく利用しているつもりでも、トラブルに巻き込まれたり、知らず知らずのうちに自分が加害者になって誰かを傷つけてしまうこともあります。
■誰かのことではなく自分ごととして考える
日常的に使っているインターネットですが、ひとつ間違えると自分や親しい人が被害者にも加害者にもなってしまうことを理解し、正しい知識を身に付け、トラブルを防ぐことが大切です。誰かのことではなく自分ごととして考え、誰もが自分らしく生きられる社会を作るためにも「人権」を一緒に考えていきましょう。
問合せ:人権・男女共同参画課人権推進担当
【電話】429-9833【FAX】441-2536