- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府豊中市
- 広報紙名 : 広報とよなか 2025年(令和7年)3月号
「子育てしやすさNO. 1」をめざす豊中市では、子育て世帯が将来にわたって住み続けたくなるまちの実現に向けて、ニーズに応じたきめ細やかな子育て支援を行っています。今回は、小・中学校、義務教育学校の学校環境を改善するために進めている豊中ならではの取り組みについて紹介します。
■「小1の壁」解消へ 学校の7時開門を開始
「小1の壁」とは、子どもが小学校に入学するタイミングで、保護者の仕事と子育ての両立が困難になる社会的な課題です。
市ではこの「小1の壁」のうち、こども園などの開始時間と小学校の開門時間との間にあるギャップを解消するため、全ての市立小学校と義務教育学校で、こども園などと同様の午前7時からの校門開放を実施しています。
7時から登校時間までは、見守り員が見守る中、体育館などで遊びながら過ごすことができます。
■利用者の声
・子どもを一人家に残して仕事に行くのは不安でしたが、早くから学校を開けてもらえてありがたいです。
・見守り員の人がいてくれるおかげで安心して預けることができます。
・登校時間に合わせて時短勤務にしなくていいので、これまで通りの生活スタイルを継続できてありがたいです。
■もっと快適で充実した時間を 放課後こどもクラブの機能を拡充
保護者が仕事で家にいない時間帯、子どもの生活の場となる放課後こどもクラブ(学童保育)の増室・機能拡充を進めています。
○1室あたりの児童数の見直し
1室あたりの児童数が令和8年(2026)4月におおむね55人、令和11年(2029)4月におおむね40人になるよう、クラブ室を増室します。
○春・夏・冬休み中の昼食購入
春・夏・冬休み期間中、希望する保護者はクラブに通う子どもの昼食を購入できます。
○放課後こどもクラブで習い事「放課後select」
民間委託の放課後こどもクラブで試行実施している「放課後select」(放課後こどもクラブで英語やプログラミングなどの習い事を実施)を2校から7校に増やします。
■家庭の経済的負担を軽減 修学旅行や教材の費用を無償化
保護者の経済的負担を軽減し、子どもたちが安心して学校教育活動に参加できるよう、市立学校に在籍する児童・生徒の学習にかかる修学旅行費・教材費・学校行事費などの保護者負担費を無償化しました。
○保護者負担費軽減の目安
費用区分/内容/義務教育終了までの所要額
宿泊行事費/修学旅行費、林間臨海学舎費/約10万円
学習実費/調理実習・図工等の材料費、学校行事費、ドリル・テスト等の副教材費など/約13万円
生徒活動費/生徒会活動費/約5千円
↓
義務教育9年間で約24万円を無償化
■快適な学校環境へ 学校施設の整備
○小・中学校のトイレを改修しています
子どもたちがより快適な学校環境で過ごせるように、校舎のトイレを和式便器から洋式便器に変更しています。また、災害時の避難所にもなる体育館は、便器の変更に加え多機能トイレへの改修も進めています。令和7年度中に全校で完了予定です。
○今後の取り組み
令和7年度整備予定
・照明のLED化
ゼロカーボンシティに向けた取り組みの一つとして、蛍光灯と比べてCO2排出量が少ないLED照明に変更します。
・体育館の空調・非常用発電設備の整備
猛暑への対応、災害時の避難所環境改善のため、空調・発電設備を整備します。
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