くらし 【クローズアップ2】地震発生! 避難生活はどこで?(1)

大規模地震が発生したら、あなたはどこで避難生活を送りますか。今号では「在宅避難」という自宅で避難生活を送る選択肢をご紹介します。
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■大規模地震でも在宅避難が選択肢に
市域で想定されている最大震度の地震(※)が発生した場合、避難所生活を送ることが想定されているのは約60,000人です。家屋の安全が確認できた場合などは自宅での在宅避難も選択肢の一つ。避難所での避難生活との違いを知って、在宅避難にも備えましょう。
※有馬高槻断層帯地震

◆巨大地震 市内の被害想定
▽避難所生活者数
約60,000人
※市地域防災計画参照

▽建物全半壊棟数
全壊:約32,000棟
半壊:約20,000棟

支援物資が到着するまでの間、避難所にあるのは最低限の物資です。在宅避難用として食料品などを備えておくことで、避難所にも非常持ち出し袋と一緒に持っていくことができます。

◆在宅避難って?
そもそも避難とは「難」を避けること。在宅避難は、災害時に安全が確保された自宅で避難生活を送る方法です。

▽発災
避難は主に三つの選択肢
・避難所に避難…市が指定する学校などの公共施設で避難生活を送る
・在宅避難…自宅で避難生活を送る
・広域避難…親せき宅など、遠方の安全な場所で避難生活を送る

■何が違う?在宅避難と避難所
在宅避難と避難所では、右図のとおり設備や環境が異なるので必要となるものにも差があります。
在宅避難も避難所への避難も、その時の状況に応じて柔軟に判断する必要があるので、どちらにも対応できるよう物資などはそろえておきましょう。

◇住み慣れた環境が良い人に
在宅避難は住み慣れた環境で避難生活を送ることができるので、心理的負担が軽減されると感じる人が多いです。例えば、以下のような人に好まれる傾向があります。

(1)乳幼児・高齢者がいる
不特定多数の市民が集まる避難所に比べ、感染症リスクを低減することができます。乳幼児や高齢者などには安心材料です

(2)ペットを飼っている
ペットと一緒に避難生活を送ることができます。また、ペットにとってもストレスが少なく、飼い主にとっても飼い慣れた環境で過ごせます

(3)プライバシーを確保したい
避難所よりもプライバシーを確保することが容易です。日常的な行動も家族以外の目を気にする必要がありません

(4)持病がある
食事や就寝の時間など、普段に近い生活リズムで避難生活を送ることができます。食事なども個々の事情に合わせやすいです

■在宅避難のQandA
[Q]どう判断したら良い?
[A]安全を確保できるかが大事
まずは、自宅とその周辺が安全かどうか確認しましょう。特に意識するのは右図の項目です。安全を確保できない場合は避難所に避難してください。
・周辺に火事や倒壊した家屋がないか
・自宅に大きなひび割れや傾きがないか
・ガラスの飛散などでけがの危険がないか

[Q]新耐震基準なら家は安全?
[A]必ずしも安全とはいえません
耐震基準は右のとおりですが、他地域では、新耐震基準でも倒壊した家屋はあります。また、市内の家屋は大阪府北部地震でダメージが蓄積されている可能性も。過信せず耐震診断などの安全確認を行いましょう。

◇耐震基準
・旧耐震基準(1981年以前)…震度5程度の地震で倒壊・崩壊しない
・新耐震基準(1981~2000年)…震度6強程度の地震で倒壊・崩壊しない
・2000年基準(2000年以降)…新耐震基準に新しい事項を複数追加し、より強固に