くらし 【クローズアップ】あなたの「いいね」大丈夫?(4)

◆浅田教授に聞きました ネット and SNS上手な付き合い方
Q1.SNSでコメント投稿するときはどんな言葉選びがいいですか
SNSのコメントは文字だけなので、相手がどう受け取るかを一呼吸置いて考えることが大切です。多少のからかいのつもりでも、SNSでは人格批判と受け取られる可能性も。現実の友達との会話よりも、丁寧に、誤解を防ぐ言葉選びを意識してみてください。

Q2.写真や動画を投稿するときのポイントは
写真や動画は、自分以外の人が写っていることもありますので、承認したユーザーだけが閲覧できる非公開アカウントで投稿することをお勧めします。注意したい三つのポイントを紹介します。

・ポイント1…撮影方法
本人や第三者の顔、名札、表札、車のナンバー、学校名、制服など、特定につながる情報は映さない。スマホのカメラアプリの位置情報もオフにしましょう

・ポイント2…許可確認
撮影の許可だけでなく、SNS投稿も必ず事前に本人に確認を取りましょう

・ポイント3…加工
モザイク加工なども元に戻せる可能性があります。削除したい部分はトリミングしてしまう方が安全です

Q3.憤りを感じる投稿を目にすると許せない気持ちに。こんなときはどうしたらいいですか
そのような怒りは、誰にでも湧く自然な感情です。ただ、衝動的に行動するとトラブルに発展する危険も。次の順番で行動してみてください。

▽STEP1
画面を閉じて深呼吸。落ち着きましょう

▽STEP2
事実確認。誤情報でないか冷静に判断

▽STEP3
行動を選択。ミュート設定、記録して通報、静かに離れる
※即時反撃は炎上の燃料になるのでNG

Q4.生成AIなどにだまされないよう気を付けることは
生成AI技術は、一般の人が真偽を判断するのは困難。すぐに飛びつかずに、情報の出所や確かな情報源と照合して冷静に判断しましょう。

◆もし被害に遭ってしまったら
誹謗中傷の被害に遭ってしまったときに、ネット上で即時に加害者に反撃するのは得策ではありません。プラットフォームへの通報や削除要請など、被害者救済措置があります。まずは専門の相談窓口に相談をしてください。

問合せ:府インターネット誹謗中傷・トラブル相談窓口「ネットハーモニー」
【電話】06-6760-4013

◆証拠画像などは保存を
削除要請などのために、誹謗中傷の書き込みや動画などが掲載されているサイトのURLやアドレスはメモをとり、該当するコメントの画面や動画は、保存しておきましょう。

問合せ:人権・男女共同参画課
【電話】674-7575