くらし 令和6年度決算(2)

■企業会計
地方公営企業法(地方公共団体の経営する企業および事業に適用される法律)に基づき、独立採算を基本とする企業的経営を行うものの会計をいいます。

◯会計別決算額

※金額は端数調整を行い万円単位で表示

◯病院事業
令和6年度の貝塚病院の利用状況は、延べ患者数で入院が6万9,486人(前年度比2,705人、率にして4.1%の増)、外来が15万8,005人(同2,022人、同1.3%の減)となりました。
また、医療機能充実に係る対応のためX線透視装置などの医療機器を整備したほか、老朽化が進行していた建物に係る対応として吸収冷温水機改修工事などを実施し、院内環境を整備しました。
経営状況は、6億8,528万円の純損失を計上し、経常収支は-6億8,619万円で、赤字となりました。
今後も、令和7年2月に改定した経営強化プランに基づいて健全経営に努めます。

問合せ:病院総務課
【電話】072-438-5500

◯水道事業
令和6年度の給水状況は、自己水(地下水など)と大阪広域水道企業団からの受水により配水していますが、有収水量は894万6,497立方メートルとなり、前年度から6万1,812立方メートル(0.7%)減少しました。
事業状況は、かいづか水道ビジョン2019に基づき老朽管布設替工事などに5億2,100万円を投じました。
経営状況は、下水道事業に伴う配水管移設工事の増加などにより、受託工事収益は増加したものの、動力費や委託料などの支出も増加しました。総収益18億6,392万円に対し、総費用19億3,704万円で、差引7,312万円の純損失を計上し、昨年度に引き続き赤字となりました。
今後は令和7年3月に改定した水道事業経営戦略などに基づいて、引き続き安全安心な水道水を安定してお届けできるよう健全経営に努めます。

問合せ:上下水道総務課水道担当
【電話】072-433-7142

◯下水道事業
令和6年度の汚水処理状況は、流域下水道で共同処理しており、有収水量は、607万9,434立方メートルとなり、前年度と比較して12万2,153立方メートル(2.0%)減少しました。
事業状況は、第4次貝塚市中長期下水道整備計画に基づき20億1,606万円を投じました。汚水事業では、汚水管布設工事の実施により普及率は、68.1%となり、前年度と比較して0.4%増加しました。雨水事業では、浸水対策として脇浜第一排水区管渠築造工事などを実施しました。
経営状況は、総収益24億3,723万円に対し、総費用23億7,663万円で、差引6,060万円の純利益を計上し、引き続き黒字となりました。
今後も汚水管の布設工事や施設の老朽化対策に取り組みながら、安定的な下水道サービスを持続できるよう健全経営に努めます。

問合せ:上下水道総務課下水道担当
【電話】072-433-7180