子育て だから、枚方 だから調査隊と調べる今選ばれる枚方の「教育」(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府枚方市
- 広報紙名 : 広報ひらかた 令和7年11月号 No.1347
枚方市は平成25年から12年連続で20歳~44歳の夫婦世帯で転入が転出を上回ったほか、0歳~14歳の転入超過数は府内で令和4年に1位、同5年には2位となるなど、多くの若者や子育て世帯から選ばれています。今回は「子どもたちの主体性を育む学びの場」に焦点を当てて、「~だから、枚方」と選ばれる理由を徹底調査します!
調査するのは…「だから調査隊」
実際に街へ飛び出して、子育て世帯に選ばれる枚方の魅力を調査する広報プロモーション課職員!
◎だから、枚方POINT
枚方が選ばれるポイントをこのマークでお知らせ
まっちゃん隊員
就学前から教育環境が整っているらしいよ!さっそく見ていこう!
おいちゃん隊員
文部科学省から採択された取り組みを行ったり、日本ICT教育アワードでデジタル大臣賞を受賞したりしているみたいです!
15ページではエリアごとに市のおすすめスポットなどを調査中!要チェック!
まっちゃん隊員!何やら就学前の子どもたちが小学生と交流してますよ!
ほんとだ!こっちでは小学生が授業でひらかたパークに行ってる!なぜかな…?
NEXT PAGE さっそく調査へ!!
■だから、枚方 幼児教育と小学校教育の架け橋
遊びを通して主体性を育む幼児教育から教科学習などを通して主体性を育む小学校教育へ
幼児教育から小学校教育へうまく移行できない状態が続く小1プロブレムの解決のため、市では国から採択を受けて令和4年度~6年度に「架け橋プログラム」を試行実施。香里小学校区をモデル校区として、5歳児と小学1年生の育ちや学びのカリキュラム「架け橋コンパス」を作成し、幼児と児童や先生同士の交流などに取り組んできました。その結果、入学期の行き渋りが減少したという声もあり、今年度から全小学校区で本格実施しています。
公立保育幼稚園課・教育指導課
◎だから枚方、POINT
架け橋プログラムが採択されたのは全国で19自治体だけ!
◆架け橋プログラムの取り組み
◇子どもたちの学び(遊び)の羅針盤「架け橋コンパス」
就学前施設や家庭などでの遊びを通した学びを小学校教育でも生かせるよう、幼児期の経験(遊びや生活)を学習環境に取り入れたカリキュラム。就学前施設と小学校の先生がタッグを組み、全44小学校区がそれぞれ作成している「校区版架け橋コンパス」は枚方ならではの取り組みです。
校区版は「自然が多い」「子どもたちが集まれる公園がある」などの地域特性に合わせて作られてるんだって!
◇幼児と児童の授業交流
水遊びや学校紹介などの交流は、幼児にとっては遊びを通した学びから「小学校って楽しそう」という期待感に、児童にとっては年上として自ら考え接することで自信や自己肯定感につながります。また5歳児は先を見通す力がある程度身についてきているので、授業を経験することで就学への不安感の解消につながります。
Voice 小学1年生保護者の声
授業交流の日、学校から帰ってきた子どもの楽しそうな表情に驚きました。就学後も遊びを通した取り組みが友達づくりのきっかけになるなど、楽しんで学校に行ってくれるのは安心できます!
◎だから、枚方POINT
幼児教育と小学校教育の段差を緩やかにする取り組みが進んでいるんですね!
◇先生同士の交流
小学校の先生が就学前施設の遊びや生活を見学したり、就学前施設の先生と架け橋コンパスを一緒に作ったりする中で、子どもの学びや育ちについてお互いが大事にしていることを共有できます。
5歳児の力を知ってもらうきっかけに!
架け橋プログラムをきっかけに、小学校の先生に「子どもたちはただ遊んでいるんじゃなくて、遊びの中で学んでいる」「5歳児はここまでできる」ということを知ってもらえたことが大きな一歩でしたね。
香里ケ丘保育園 豊㟢 博 先生
遊ぶ意欲を学ぶ意欲に!
就学前施設でどのように育ってきたのかを知ることで子どもへの理解が深まります。また、交流を重ねていくうちに日々の授業でも「遊びを通して主体的な学びを引き出す」という意識が強くなっていきました。遊ぶ意欲を学ぶ意欲につなげられたことで「休み時間も授業して!」と子どもたちから声が上がるようにもなりました!
香里小学校
渋田 将 先生
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