- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府枚方市
- 広報紙名 : 広報ひらかた 令和7年11月号 No.1347
■だから、枚方 子どもたちの未来を見据えた新たな教育
子どもたちが社会に出ても自ら対応できる生きる力の育成を大切にし、学校が子どもを「育てる場所」ではなく、子どもたちが未来に向かって「育つ場所」とするためICT教育や課題解決型学習(PBL)など未来を見据えた新たな教育を取り入れています。
◆Project Based Learning
課題解決型学習って?
子どもたちが自ら考え、自分なりの解決方法を見つけ出す学習方法
令和9年度から全市立小中学校・全クラスでの実施を目指し、各学校の先生をメンバーとしたワーキングチームを結成。どの先生でもPBLの授業に取り組めるように定義や要件を整理した「枚方版PBLヒラカタノタカラプロジェクト」を作成し、各校での実践が始まっています。
教育指導課・教育研修課
PBL推進の担当者にインタビュー
PBLでは子どもたち自らの「学びたい」という意欲を尊重することで、学習につまずいた時に考え方を変えられる粘り強さが生まれます。自分自身で達成できたという経験が子どもたちの自信や得意分野の発見につながり、そこから子どもたちの考え方や生き方が形成され、社会を生き抜く力につながると考えています。
東香里小学校 ピオルコフスキー・潤先生
◎だから、枚方POINT
他の自治体がPBLの授業を見に来るくらい枚方市の授業って進んでるんだ!
◆日本ICT教育アワード3年連続受賞! 全国トップクラスのICT教育がさらに充実
令和2年度から全市立小中学校にいつでもどこでもネットにつながるiPadを1人1台導入し、子どもたちが自分の好きなタイミングで調べたり、まとめたりするなど、自分の学びを深めるためのツールとして個別最適な学びが広がっています。今年度から端末を更新し保存容量や操作性が向上。さらにアプリなどを通じた共同編集が可能になったことで子どもたち同士の交流や活動などの協働的な学びも広がっています。全ての子どもが主体的に学びやすく、「いつでも・どこでも・学びを止めない」環境を整えています。
教育研修課
現在の学校教育では、知識を一方的に教えるだけでなく、子どもたちが自ら考え、主体的に学びながら、多様な人と協力して納得のいく答えを導き出す力、そして、変化の激しい社会を心豊かに生きる力などを育むことが求められています。こうした背景から、PBLやICT教育などの取り組みを進め、子どもたち一人一人が未来社会で自信をもち、自分の可能性に挑戦できるよう、学校教育の充実に努めていきます。
学校教育部長 新保喜和
◎だから、枚方POINT
社会の変化に合わせた取り組みが、子どもたちの未来を見据えた教育に繋がります。
◆招提小学校のPBL授業PBL授業を調査!
今年3月から招提小学校のすぐ横に今池フロート型太陽光発電所ができたことをきっかけに自分たちと電気との関わりを学び、電気の大切さ、環境への配慮などについて子どもたちが考えました。
招提小学校でのPBLの様子をYouTubeで公開予定
どんな授業なのか実際に調査してきました!
(1)1授業や日常生活で生まれた問いや地域・社会の課題を見つける
[?]日常生活で電気をたくさん使うけど、その電気はどこで・どのようにつくられるんだろう…
[?]発電方法を調べると地球温暖化などの環境問題もあるみたいだけど、これってどうしようもないのかな…
(2)見つけた問いや課題の解決を見据えた活動
学校の近くの池にソーラーパネル(下・左写真)ができてる!設置した会社の人に聞くと生き物や環境に優しい発電方法だってことが分かったよ!
※写真は本紙をご覧ください。
[?]私たちが使う電気も発電できるかな?
(3)自ら考え、自分なりの答えを出す
私たちの生活で使う電気を発電できるほどたくさんの池はないことから、使う量を減らすことも必要だって気付いたんだ!みんなでアイデアを出し合ったよ!
保護者の声
子どもが冷房の設定温度を以前よりも高くして節電するようになりました。学校での学びの成果が家でも見られてうれしいです。
枚方の地理・文化・企業など身近な地域資源を活用したPBLを通して、地元への愛着も育まれるね!
[調査結果]
◎だから、枚方POINT
子どもたちが自ら考えて子どもたちが自ら考えて行動し、「生きる力」を身行動し、「生きる力」を身につけるために枚方ならでにつけるために枚方ならではの環境や新しい教育方法はの環境や新しい教育方法を取り入れているんだ!
幼児期の遊びを通して主体的に学ぶ工して主体的に学ぶ工夫が就学後の学びに夫が就学後の学びにも途切れず生かされも途切れず生かされていたね!
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:広報プロモーション課
【電話】841・1258【FAX】846・5341
