くらし [ハチオシ!]特別企画 公民連携で紡ぐオリンピアンから子どもたちへのメッセージ(2)

■何かに没頭した経験が、夢や目標につながる。

司会:市長は万博での本市の成果、そして“アフター万博”に向けた成長や発展について、どのようにお考えですか?

市長:万博で本市の子どもたちがパフォーマンスを披露できたことは、大きな経験になったと思います。子どもたちには多くのチャンスや本物と出会える機会を作りたいとの強い思いから、全小・中学校の万博学習を支援するための移動手段としてバスを確保しました。子どもたちが国内外の多くの人と触れ合うなど今回の万博で得た貴重な体験は、次につながる大事な財産になったと思います。本市としても、万博に積極的に参画してきたからこそ得られた成果が多くあります。これらを次につなげ、八尾の魅力をさらに発信していきたいと考えています。

司会:清水さんには万博だけでなく、先日は市立曙川南中学校で講演や演武を披露していただきました。出前授業を行ってみて、いかがでしたか?

清水:生徒の皆さんはとても純粋で、しっかり話を聞いてくれました。当日の段取りや司会も自分たちで考えて進めていて、堂々と取り組んでいる姿が印象的でした。いただいた感想シートを見ていると、自分の経験をもとに話したメンタルの話が特に印象的だったことが分かり、とてもうれしかったです。

◇本市における教育への取組み
司会:八尾市教育委員会も子どもたちの健全な育成に向けた取組みをしておられますが、特に力を入れておられることは何でしょうか?

教育長:「自分の将来に希望を持てるか」が一番大事だと思っています。本市には約1万8千人の小・中学生がいますが、誰一人取り残さず、それぞれが将来の目標を持てるよう支えていくことが私たちの使命です。子どもたちが学ぶ力を身につけ、心も体も健やかに成長できるようにしていきたいと考えています。子どもたちの将来に向けて、清水さんの経験から伝えたいことは何ですか?

清水:私は、選択を人に委ねないことが大事だと思います。自分で選んだ道であれば、たとえ失敗しても、その経験は必ず役に立ちます。人に選んでもらうと、うまくいかないときに人のせいにしがちですが、自分で決めたことなら言い訳はできません。私の親も「空手をやりなさい」とは言いませんでしたが、自分でやると決めたのに中途半端に取り組んでいたときは、しっかり叱られました。

司会:教育長は、人格形成において、点数では測れない子どもたちの非認知能力を伸ばすことが大切だとおっしゃっていますが、この点についてはどうお考えでしょうか?

教育長:非認知能力の定義は難しいところですが、テストの点数だけでは子どもを評価できません。粘り強さとか、挑戦する気持ちとか、数字にできない力こそ大事なんです。教育の現場でも、そうした力を大切にすることが、何事にも挑戦する力の基礎になると考えています。

◇公民連携事業について
司会:今回の出前授業をはじめ、本市では多くの企業・大学などと連携した取組みを行っています。「公民連携」について、市長のお考えをお聞かせください。

市長:本市では企業・大学などとお互いの力を生かして社会課題の解決に取り組む公民連携を積極的に進めています。今回の清水さんの「YAO iPPO」ご出演や出前授業に加えて、ミキハウスさんとも毎年「プレママ・プレパパセミナー」を連携して実施し、多くの人に好評をいただいています。こうした活動を通じて本市の魅力を知ってもらい、「八尾に住んでよかった」と感じてもらえる環境づくりを進めています。公民連携の取組みは今後もさらに推進していく必要があると考えています。

司会:清水さんは一昨年5月に競技を引退されましたが、今後は、どんな未来を描いておられますか?

清水:空手は「生涯現役」という気持ちで続けています。今回の出前授業のように、競技会場以外でも空手を見ていただけるのは本当にうれしく、今後もこうした活動は続けていきたいと思っています。また、空手を通じて日本文化を世界に発信していくことも目標のひとつです。AIなどが進化して便利な世の中になっていますが、何年もかけて地道に技を積み上げていく武道の精神は、日本の大切な文化だと思っています。その良さを、国内外の人に少しでも伝えられたらと考えています。

◇子どもたちへのメッセージ
司会:最後に、子どもたちへ、メッセージをお願いします。

清水:興味のあることは、まずやってみてください。周りの目を気にしてしまうこともあると思いますが、自分の「やってみたい」という気持ちを大事に行動してほしいですね。やってみることで、「これ好きかも」「もっとがんばりたい」といった気持ちがどんどん湧いてくると思います。頭で考えるよりも、まずやってみる。それが、夢や目標につながっていくと思います。

市長:清水さんがおっしゃった通り、子どもたちには多くの経験の機会が必要です。第一線で活躍される人の言葉には、私たちの言葉とは比べものにならない重みがあります。これからもさまざまな取組みを通じて、住みたい、住み続けたいと思ってもらえる八尾市をつくっていきたいと思います。

■公民連携ってなに?
公民連携とは、行政や企業、大学などが協働で市民サービスの提供などを行うことをいいます。本市では、「公民連携」の取組みを積極的に進めています。
民間のアイデアや技術、大学の知見などを取り入れることで、行政だけでは難しい取組みを実現し、よりよい暮らしや地域の魅力向上につなげています。
企業や大学などからの、連携取組みに関するご提案がありましたら、お気軽にご連絡ください。

■アフター万博×アフターやお万博
2025年大阪・関西万博において、本市は市民や事業者と一体となり、「YAO iPPO」などさまざまな催事に出展・開催しました。
万博閉幕後も、本市は万博参画・参加・体験を「八尾の成長と発展」につなげていくため、アフター万博の取組みを進めています。
本市のアフター万博の取組みと出展内容については、市ホームページにて随時掲載します。
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問合せ:行政経営改革課
【電話】924-3842【FAX】924-0135
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