くらし 〔くらしサポート〕5月は消費者月間です

■5月は『消費者月間』です
今年度のテーマは「明日の地球を救うため、消費者にできることグリーン志向消費~どのグリーンにする?~」です。

毎年のように記録的な大雨や高温など異常気象の影響による災害が発生しており、地球温暖化による気候変動の影響をうけております。この機会に消費行動が地球環境にとって良い行動なのか、考え、話し合い、地球環境に配慮したグリーン志向の消費行動をみんなで始めてみましょう。

■消費生活センターには、インターネットを利用した通販の二次被害や、パソコン利用に伴うトラブルの相談が多く寄せられ、被害を未然に防ぐための対策などを紹介します。

◆1.〇〇Payで返金します詐欺に注意!
◇事例
ネット通販で欲しいものがとても安く販売されていたので購入して銀行振り込みをした。しばらく経っても届かないのでメールで問い合わせたところ、「商品が欠品しているので、返金対応する」と○○Payでの操作を指示された。言われた通りの操作をすると、返金ではなく、送金となっており、自分の〇〇Payのお金が全額なくなってしまった。

◇アドバイス
・ネット通販の代金を銀行振り込みなどをしているにも関わらず、返金を「〇〇Pay」などの決済アプリで行うのはきわめて不自然です。「〇〇Payで返金します」と言われたら詐欺を疑ってください。
・通販サイトを利用する際は、販売業者の所在地や連絡先、販売責任者など、販売業者の情報をしっかりと確認するようにしましょう。
(参考)消費者庁
【URL】https://www.caa.go.jp/notice/entry/041215/

◆2.パソコンがウィルスに感染?!偽の警告画面に焦らず対処を!
◇事例
パソコンでインターネット検索をしていたら、突然、ウィルスに感染したという警告画面が出て、大音量のブザーが鳴った。慌てて画面に表示されたサポートセンターに電話をすると、外国人と思われる人が出て、すぐに対応しないと情報が漏れると言われた。ウィルス対策の契約を勧められ、5年間で6万円のコースを選んだ。コンビニでプリペイド式電子マネーを購入して払うように言われ、シリアルナンバーを伝えてしまった。

◇アドバイス
・突然警告画面等が出ても、画面に表示された連絡先には絶対に電話をしないでください。
・偽の警告なので、落ち着いて、パソコンの再起動をするなどして、警告画面を消しましょう。
・このような手口は、「サポート詐欺」とも呼ばれており、事業者の実態がつかめず、支払ったお金を取り戻すのは非常に困難です。また、警告解除操作のために遠隔操作アプリをインストールさせ、金銭だけでなく情報を盗み取る場合もあるので、注意してください。
(参考)国民生活センター
【URL】https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20240327_1.pdf

問合せ:消費生活センター
【電話】47-1331