文化 美の扉~和泉市久保惣記念美術館~

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
入館料:一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
割引:20人以上、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

■美の扉を開こう!
◆常設展「ようこそオーサカ、ようこそニッポン―なにわ名所と物産図会―」
大阪・関西万博を記念して、かつての大坂の風情を楽しめる浮世絵と日本が近代化する過程で作られた国内名産品の収穫や生産の情景を描く浮世絵をご覧いただけます。
期間:8月17日(日)まで

◇おすすめ作品の紹介
この浮世絵が制作されたとされる1877年は、日本国内の特産品などを集めて展示した第一回内国勧業博覧会が行われた年です。
日本は1867年に実施した第2回パリ万博に参加し、日本文化が西洋に受け入れられる機会となりました。以降、国力増強のために国内産業の発展が重視されるようになりました。この絵は、伊豆七島(しちとう)のひとつ利島(としま)での椿油(つばきあぶら)製作を描いています。利島は水資源に乏しく、水をそれほど必要としない椿は格好の植物で、種子から採れる椿油が名産品となりました。

◇館長のコレを見て!
江戸時代の大坂は水路がめぐり全国から集まった商品が各地に運ばれました。「水都大阪」や「天下の台所」と呼ばれる所以です。
今回の展示では、大坂の水辺の風景や、くすっと笑ってしまう大坂らしい浮世絵が見られます。美術館で涼みながら浮世絵を楽しんでください。

■「KUBOSOアンバサダー」が活動開始
6月21日に「和泉市久保惣記念美術館アンバサダー認定式」が行われ、市内各学校のALT(外国語指導助手)と桃山学院大学の留学生や学生10人を「KUBOSOアンバサダー」として認定しました。
今後、10人のKUBOSOアンバサダーには、国内外に向けて、独自の視点から当館が所蔵する多数の貴重な美術品や各種展覧会のPRをしていただきます。

■8月の美術館イベント

問合せ:美術館
【電話】54・0001
(〒594-1156、内田町三丁目6-12)