- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府藤井寺市
- 広報紙名 : 広報ふじいでら 令和7年7月号
■ご存じですか? セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)
セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、一般的にはあまり知られていない言葉と内容ですが、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。人間は、生きるために必要な身体的な健康だけでなく、心の健康や性に関する健康も必要であり、そのどれもが人権として守られるべきものと考えられます。
▽セクシャル・ヘルス
自分の性に関することについて、心身ともに満たされ、幸せを感じられ、またその状態を社会的にも認められること。
▽リプロダクティブ・ヘルス
妊娠したい人、妊娠したくない人、産む・産まないに関わらず、心身ともに満たされ、健康でいられ、社会的にも認められること。
▽セクシャル・ライツ
自分の愛する人、自分のプライバシー、自分の性的快楽、自分の性のあり方を自分で決められる権利。
▽リプロダクティブ・ライツ
産む・産まないか、いつ・何人子どもを持つかを自分で決める権利。妊娠・出産、中絶について、自分で十分な情報を得られ、「生殖」に関するすべての事を自分で決められる権利。
これらは、生殖可能な時期だけでなく、思春期や更年期、老年期を含む一生を通じての健康に関するものです。また、性暴力からの保護や性に関する不当な差別から身を守る権利も含まれます。更に、どんな性で生きる人も平等な選択肢を持ち、自分の意思で人生を選び取れる事も含まれています。
自分自身で人生を選んでいくためには、適切な情報を取得し、適切に教育を受け、ライフプランを考えていく事が大切です。さらに一人ひとりが、お互いの権利を認め合い、尊重する事が必要です。これを機会にセクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツについて考えてみませんか。
問合先:協働人権課人権推進担当(1階(4)番窓口)
【電話】939・1059