子育て ここにこ便り No.27

~ここでニコッと笑顔になれるから、ここに行こう!~

お出かけしやすい季節になりました。赤ちゃんとお散歩してみませんか。

■外気に触れ、太陽の光を浴びて心も体も健康に
外へお散歩に出かけることは良い刺激になり、気分転換になります。
現代の住宅は一日中快適な気温に保たれているところが大半ですが、ずっと快適なところにいると自分で体温を調節する力を養うことができません。外気に触れることで肌がきたえられ、体温をコントロールする神経も発達しやすくなります。また10分程度太陽の光を浴びることによって、体内でビタミンDを生成できます。
ビタミンDの不足は「くる病」を発症する恐れがあり、赤ちゃんでは、歩行開始の遅れや身長の伸びが悪いことで発見されることがあります。
紫外線の害ばかりが注目されがちですが、日焼け止めを塗っているとビタミンDが生成されにくくなるため、日焼け止めの量にも気を付けて出かけましょう。
ビタミンDは、セロトニンの生成と調達を助ける働きもあることがわかっています。「セロトニン」とは幸せホルモンと呼ばれ、ストレスを軽減し、精神を安定させます。また、大人の骨粗しょう症の予防にも役立ちます。

■赤ちゃんのお散歩デビュー どんなことに気をつけたらいい?
まずは外気に慣れさせるために、生後2週間ごろから5分ほど天気の良い日にベランダやお庭に出てみましょう。生後1カ月の健診で特に問題がなければ、赤ちゃんの機嫌が良さそうなら様子を見ながら少しずつ外出をし、だんだんと距離や時間を延ばしていきます。散歩の時間は長くても20分くらいが目安です。
抱っこ紐やベビーカーなどは使いやすいものを選びます。理由が分からない「黄昏(たそがれ)泣き」には約5分間の抱っこ歩き(急な方向転換や停止はせず一定のペースで淡々と歩く)が赤ちゃんの心拍を落ち着かせ、泣き止むのに効果的と言われています。
保育園の送迎やお買い物なども良いお散歩の機会になりますね

こども家庭センターには助産師がいます。心配なことがあれば、いつでも助産師にご相談ください。