- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府東大阪市
- 広報紙名 : 東大阪市政だより 令和8年(2026年)1月号
■今年度のテーマは「子ども・若者が夢を叶えられるまちづくり」
例年「子どもファースト」をテーマの軸としており、今年度は「子ども・若者が夢や希望をもつためには何が必要か?」「まち全体での子育て・若者支援とは?」という内容について、市民委員の間で意見交換しながら議論を深めました。さまざまな視点で多角的に考えることで、子ども・若者当事者だけでなく、参加した市民一人ひとりが、自分ごととしてテーマと向きあいました。
今年度の会議で出た意見をまとめた提案書は完成次第、市ウェブサイトに掲載予定です(4月ごろ掲載予定)。
▼これまでのテーマ
▽令和5年度
「子どもファースト」なまちづくり
▽令和6年度
子どもファースト実現と高齢者のウェルビーイング(生きがいや幸福感)向上の両立をめざしたまちづくり
■Interview 市民委員の声
▼松野 優寿稀さん(高校生)
▽自分の意見を言える場所
最初はとても緊張しましたが、会議はアットホームな雰囲気なので、人前で自分の意見を言うことにも慣れてきました。価値観の違う人が集まっているため、自分の当たり前が覆されることもあり、おもしろいです。自分が経験していないことは現実味がわきづらいけれど、この会議を通じてさまざまな背景をもつ方と出会い、以前よりも身近なことのように感じます。
子どものころから行政について知れる機会があればいいなと思ったし、東大阪市に住んでいる人が、今後も住み続けたいと思えるまちになればいいなと思います。
▼植田 瑞季さん(30代)
▽子育て世代が住みやすいまちになれば
市政や行政は“お堅い”イメージがあり、距離を感じていましたが、実際会議に参加してみると、そのイメージが変わりました。自分と同じ子育て中の方や若い方もしっかりした意見をもっていて、「まちを変えたい・よりよくしたい」という意気込みを感じます。
子育て支援のためには、補助金など金銭的な面も大切だとは思いますが、子どもの遊び場を増やすなど、環境面も整備して子育て世代が住みやすいまちになってほしいです。
▼露口 義則さん(60代)
▽“人生が変わる”経験に
昨年仕事を定年退職し、これからの人生で新たな発見・体験をしたいと思い参加しました。会議では不登校の問題など、自分の知らなかった現状を知りました。また、夢を叶えるには環境が大事だけれど、なかなか夢を叶えられない若者たちがいるなかで、どんな支援ができるのかを考えるきっかけになりました。
学生や若い世代の方から、自分ではもっていない考えや価値観を聞けて、刺激になっています。住んでいてよかったと思えるまち、子どもや若者をバックアップできるまちになるために、少しでも自分の意見が役に立てばと思っています。
■対談 子どもたちが“ふるさと”と思える東大阪に
ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブルでコーディネーターを務める伊藤伸理事と、野田市長が東大阪の未来について語りあいました。
▽当事者の生の声を聞く
伊藤理事:50万人規模の都市で、抽選で誰が来るかわからない状況で、多様な年齢・性別・属性の市民から意見を聞こうとされたことが最大の特徴だと思います。加えて、テーマ軸を変えずに会議をしている自治体は初めて。あえて継続的に取り上げることで深掘りし、さらに新たにつくる「(仮称)東大阪市子ども・若者計画」に会議で出た議論や提案を盛り込もうとしている、これも大きな特徴です。
野田市長:「子どもファースト」というテーマ軸で3年続けて会議をしたことは、本当にすごくよかった。参加委員にも自分ごととして考えていただき、さまざまなご意見により、市としても深掘りすることができました。次に続く大きな財産になったと思います。
伊藤理事:「子どもファースト」に関して議論するうえで当事者の意見を聞くために、市からの提案で中高生の委員を公募しました。当事者の生の声というのが、実はそんなに聞けていなかったなと。会議に参加している子が、この場を自分の夢や目標につなげられたという話を聞いて、まさに子どもが参加することの大きなメリットを感じました。参加市民に地域課題を自分ごととして捉えていただき、市民・地域・行政で解決する、その両方を今後も実現してもらいたいです。
▽これからのまちづくり
野田市長:子どもたちはみんな生まれたときに1本の“わらしべ”を持っている。ただ世の中には自分の手でわらしべが持てない子もいる。まず我々はそのわらしべを落とすことのないようにしてあげる。そしてそのわらしべを持って、どこにでも行けるような社会の仕組みをつくるのが大人の仕事だと思っています。もう1つ、子どもたちが大人になっても「自分のふるさとは東大阪だ」と思えるようなまちづくりをこれからできればと考えています。
伊藤理事:せっかく市の計画に市民の意見を入れ込むことを目的として会議をしているので、行政っぽくない計画にしてほしいですね。会議の場で、その瞬間に出てくる言葉の方が本質に近いなと感じます。それができているのが今の東大阪な気がしますし、それをうまく引き取ってもらいたいですね。会議に対する市の前のめり感、これは市民に寄り添う1つの証だと思います。この姿勢は市全体でもち続けることが重要だと思います。
野田市長:中学生ぐらいの子どもたちにも読んで感想を口に出してもらえる、そんな計画にしたいです。今回の会議では子どもたちからたくさんの気づきをもらったし、これからのまちづくりに必要不可欠な1つのツールになってきました。ずっと積み重ねていくと、とてつもない行政力を生み出すものになると思います。子ども以外にもいろんなテーマを考えながら、この会議は続けていきたいと思っています。
問合せ先:企画課
【電話】06-4309-3101【FAX】06-4309-3826
