- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県
- 広報紙名 : 県民だより兵庫 2025年9月号
■景観遺産 豊岡復興建築群 震災の記憶を未来へつなごう
但馬を襲った北但大震災から100年。当時の記憶や教訓を未来へつなぐため、復興のシンボルである豊岡復興建築群を活用した取り組みが進んでいます。
今を生きる私たちに何ができるのか─。家族みんなで見て、知って、考えませんか。
◆北但大震災から100年の歩み
◇1925(大正14)年5月23日 北但大震災発生
豊岡、城崎に甚大な被害
北但大震災(北但馬地震)はマグニチュード6.8、震度6の地震で、円山川流域、豊岡や城崎などが大きな被害を受けました。木造建物の多くが倒壊、民家や旅館から延焼し、被害が拡大しました。
「1,000軒以上もの家屋が全焼して、たくさんの人が亡くなったんだよ。」
◇1925年~36(昭和11)年 震災からの復興
防災への思いを込めた豊岡復興建築群
豊岡復興建築群は、震災からの復興期に建てられた建物の総称です。震災以降、道路幅の拡大や鉄筋コンクリート造りの建築に取り組み、地震や火災に強いまちづくりが進められました。
「公共施設はもちろん、店舗や住居も鉄筋コンクリートで建てられたんだって。」
◇2024(令和6)年~25年 景観遺産への登録
希少な遺産として認められる
大開通りや元町通りでは、今でも震災復興期の建物が数多く見られます。昭和初期の防火建築が一群として残っている地域は全国的にも珍しく、13施設が景観遺産に登録されました。
・旧豊岡町役場庁舎
・旧豊岡貯蓄銀行
・衣川クリーニング店
◇2025年~次の100年へ 震災の記憶を伝える
震災の記憶を伝えるために
震災から100年を機に、さまざまな取り組みが始まっています。先人の思いを未来へ託すため、まずは豊岡に残る“復興の記憶”をたどりませんか。
◆“復興の記憶”をたどるイベント
◇ひょうごフィールドパビリオン「『北但大震災からの100年』をめぐる復興まち歩き」
日時:通年(不定期)
場所:豊岡中心市街地、城崎温泉街
料金:2万円~
◇豊岡復興建築群スタンプラリー
日時:9月11日(木)~23日(火)(祝)(予定)
場所:大開通り周辺(受け付け/まちの基地アンテナ)
料金:無料
◇豊岡謎解き記憶めぐり(仮)
日時:11月上旬~中旬
場所:大開通り周辺
料金:無料
「続報をお楽しみに」
問合せ:(一社)マチノイト
【電話】090-9206-3905
豊岡復興建築群についてはこちら
問合せ:豊岡土木事務所まちづくり建築課
【電話】0796-26-3756【FAX】0796-24-5593
■Information(イベント等は延期・中止の場合があります)
◆県立但馬技術大学校の学生募集
(1)自動車工学科(2)建築工学科(3)機械製造学科の推薦入試を実施します。
対象:高校を本年度末に卒業見込みで校長の推薦を受けた人
日時:10月11日(土)
場所:同校仮設校舎、兵庫県中央労働センター(神戸市中央区)
料金:(1)(2)2,200円(3)無料
申込み・問合せ:9月29日(月)~10月3日(金)に入校願書など必要書類を郵送(簡易書留)で同校へ
〒668-0052豊岡市九日市下町140
【電話】0796-24-2233【FAX】0796-24-0875
◆結核は早期発見、早期治療が大切です
9月24日(水)~30日(火)は結核予防週間です。但馬地域では毎年10人~15人程度が結核を発症しています。2024(令和6)年の結核患者9人はいずれも70歳以上の高齢者でした。高齢者はせきやたんなどの結核の特徴的な症状が出にくく、気付かないうちに進行してしまうことがあります。いつもと体調が違うようなら早めに受診しましょう。
問合せ:豊岡健康福祉事務所健康管理課
【電話】0796-26-3660【FAX】0796-24-4410
■但馬版の問い合わせは
但馬県民局総務企画室総務防災課へ
〒668-0025 豊岡市幸町7-11
【電話】0796-26-3616【FAX】0796-24-3211
■困ったとき、まずは[さわやか県民相談]へ
【電話】0120-31-7830(なやみゼロ)
携帯電話からは【電話】0796-23-1001
平日(祝日等を除く)9時~17時30分