- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県神戸市
- 広報紙名 : 広報紙KOBE 2025年(令和7年)1月号
■テクノロジーと”経験知”
震災から三十年。テクノロジーは大きく進化しました。
防潮堤の遠隔操作システム、災害時におけるSNSの活用も進んでいます。多くのスタートアップのみなさんが防災分野にも参入してくれています。神戸という街が災害対応を含む新たなテクノロジーの有効性を確認する”実験都市”の役割を果たしていければと思います。
テクノロジーとともに大切なのは、やはり人間の”経験知”ではないでしょうか。東日本大震災でも数多く報告されているように、咄嗟(とっさ)の判断が生死を分けます。
五感を統合して周囲の状況を的確に認識する能力も大切にしたいと震災三十年の年に改めて思います。
神戸市長 久元 喜造