くらし BE KOBE vol.14 神戸のSDGSな人!

障がいのある人が前向きに働ける事業所を立ち上げ、雇用確保と環境保護を両立させるユニークな商品を開発した人を紹介します。

PROJECT:須磨区 すまぼうスポンジ
障がい者の雇用確保を目指し、福祉事業所で1年半かけて生まれた「すまぼうスポンジ」。表裏の特殊加工ゴムが汚れをはがし、洗剤不要で食器が洗えます。海にも手にも優しいうえに、須磨区のキャラクター「すまぼう」がかわいいと、子どもたちにも好評です。未来の海を守り、障がい者を支援できる“1個2役”のプロジェクトです。

INTERVIEW:働き方の選択肢を増やし障がいがある人の自立を支援したい
・福田裕士(ゆうじ)さん
私には障がいのある兄がいて、「障がいがあっても働ける場を作りたい」という思いを漠然と抱いていました。10年前から本格的に福祉に携わり、「障がい者にも多様な働き方を」と考え事業所を運営しています。働く人の収入を上げるため、単価の高いデザインや動画編集を心に展開しているのは、全国でも珍しい形だと思います。他の福祉事業所とは違う個性を出すことも大切だと考えています。
また、事業所へ来ることにためらいを感じている若い人にも来てもらえるように、一見カフェのようなオフィスにしています。「すまぼうスポンジ」の商品開発のように、今後も新しい分野に挑戦し、誰もが働き続けて生きがいを感じられる社会を目指していきます。

問合せ:(株)ジルベルト
【電話】747-0505
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この連載は今月号で終了します。次の連載の開始をお楽しみに!