- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県神戸市
- 広報紙名 : 広報紙KOBE 2025年(令和7年)4月号
予算総額:2兆331億円
・一般会計…1兆59億円
・特別会計…7,119億円
・企業会計…3,152億円
※一般会計……教育・福祉や道路・公園の整備など、市の基本的な行政サービスを行う会計
4月18日に、神戸空港が国際空港となります。新しい国際都市へと進化するため、自然と都市が調和した神戸の強みを生かし、「都心」「既成市街地・ニュータウン」「森林・里山」の3つの再生に取り組みます。「都心」は、三宮やウォーターフロントの再整備を着実に進め、働く人も訪れる人も、快適で満足度の高い体験ができるエリアとして、魅力を磨きます。「既成市街地・ニュータウン」は、既存の鉄道や空き家・空き地などのストックを活用して、ゆとりある暮らしが叶うまちへ。市域の約4割を占める「森林・里山」は、自然と共生した循環型のまちを目指す施策を推進。グローバル社会での価値を高めていきます。
◆市民のくらしと安全を守る
・災害時に避難所の良好な生活環境を確保するために、間仕切りテントと簡易ベッド各10,000基を追加で配置します。
・暮らしの安全・安心を守るため、通学路や駅周辺、住宅地などに防犯カメラを設置。2026年度には合計5,400台となります。
・子や孫への承継を前提としない期限付墓地や、自然回帰志向の樹林葬墓地を整備し、新たな墓地ニーズに対応します。
◆人間らしい温かい街を創る
・高校生の通学定期券補助を拡充。市内通学の定期代の全額補助(無料化)に加え、市外通学の場合も、半額を補助します。
・保護者ニーズの高い夏休み期間限定の学童保育。利用を受け入れる施設を20カ所から50カ所に拡大します。
・将来に備えて、元気なうちから終活について相談できる窓口を秋に設置。一緒に課題を整理し、必要な支援を案内します。
◆持続可能な神戸を創る
・森林・里山の再生を図るため、民間企業や地域団体と協力し、木材や竹材などの森林資源の循環利用を進めます。
・子連れで利用でき、一時保育サービスもある女性向けコワーキングスペースを3カ所で運営し、多様な働き方を応援します。
・民間事業者が市営住宅の空き住戸を、若年・子育て世帯向けにリノベーションし、賃貸することで有効に活用します。
◆活気と魅力あふれる神戸を創る
・民間企業と協力し、革新的なスタートアップ企業に資金を提供するファンドを創設。神戸経済の活性化を図ります。
・神戸マラソンのコースを変更します。明石市大蔵海岸で折り返し、神戸ハーバーランドでフィニッシュ。高低差が少ないコースに。
・神戸国際フルートコンクールに合わせ、フルートアンサンブルなど100以上の多彩な公演による音楽祭を開催します。
◆新しい国際都市、神戸を創る
・神戸空港に韓国・中国・台湾の計5都市との国際チャーター便が就航。空港アクセスバスの増便など、利便性の向上も図ります。
・新たな姿を現しつつある都心・三宮。クロススクエアやバスターミナル、新三宮図書館などの整備を着実に進めます。
・4月4日、ウォーターフロントに10,000人規模のアリーナが開業。大型ヨットが停泊するマリーナの整備なども進めていきます。
◆DXの活用による参画を進める
・六甲アイランドにマイナンバー関連手続きやスマホ相談ができる出張所を、秋ごろに開設します。
・スマホやパソコンで手続きができる「e-KOBE(神戸市スマート申請システム)」のフォームを改善し、分かりやすくします。