- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年6月号
■コウノトリがいつまでも住めるまちの実現に向けて
外来種(その土地に元々いなかった生き物)は、地域の生物多様性へ大きな影響を与え、人間にも健康や経済的な被害が及ぶ可能性があります。特にオオキンケイギクのように繁殖力が強く、他種を追いやる侵略的外来種は「特定外来生物」の指定を受けており、侵入初期に防除を行うことで多くの在来種を守り、駆除する外来種自身の数も少なくすることができます。
◆オオキンケイギクの駆除
オオキンケイギクが増えると以下のような被害が想定されます。
▽生態系被害
・単一のオオキンケイギクに置き換わってしまうことで生物多様性の低下を招く。
▽景観被害
・里山などの日本の伝統的な文化的景観を一変させる。
駆除活動を進めていますが、市内で分布が広がっており、より広範囲での駆除が求められています。
クリーン作戦の機会を活用し、引き抜きによる駆除を大人数で行うことで、減らすことができます。また、秋季や早春の花のない時期にも駆除を行うことが効率的です。
クリーン作戦以外にオオキンケイギク駆除に取り組む場合、駆除後の処分方法や、駆除用具への助成事業の活用などは、コウノトリ共生課に相談してください。
◆豊岡市外来種対策行動計画の策定
市では、オオキンケイギクを含む16種の特定外来生物が確認されています。2月に策定した豊岡市外来種対策行動計画では、種の特性や侵入状況の周知のほか、市民協働での外来種対策の推進やモニタリング調査を行い、より実効的な外来種対策を推進します。
・豊岡市外来種対策行動計画(本紙二次元コードでご確認ください)
問合せ:コウノトリ共生課
【電話】21-9017